IFTTTが次に繋げるのは宇宙、NASAなどの情報チャンネルを開設

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<ピックアップ>IFTTT can now send you a notification every time an astronaut enters space

「APIを身近にする」というありそうでなかったアプローチでなんでもサービスをくっつけて新しい価値観を生み出しまくってるIFTTTですが、ついにその活動範囲を宇宙に広げました。NASAです。

新たに開設されたチャンネルは「Space」。NASAを含むいくつかのソースから情報を得て、例えば「宇宙飛行士が宇宙空間にいったらiPhoneにお知らせを配信」とか「Facebookのタイムラインに毎日の宇宙空間写真をお届け」など、ズブズブの宇宙フリークならずとも胸が熱くなる連携が盛りだくさんです。

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もちろん、既存レシピではなく自分で組み合わせることも可能。ちなみに、私は宇宙空間に飛行士が飛び立った瞬間にYoを飛ばす、という組み合わせを実現しようとしたのですが、どうもそれはできない様子でした。残念。

さておき、このIFTTTやZapierといったアプローチは、これからオンラインサービスが「モノ」という現実世界に飛び出る際に大変重要な位置づけを果たすことになります。いわゆるビジュアルプログラミングの一種で、幼児がロボットの動きを制御する、Play-iのアプローチは既に始まっており、国内でもソニーの優秀な社内ベンチャー集団が近い動きを開始、「現実世界のIFTTT」と呼ばれたのは大変注目すべき事例です。

<参考記事> ヤフーとソニーが合同でハッカソンを開催、現実世界のIFTTT「MESH」が興味深い

サービスからInternet of Thingsを考える、という思考方法はその是非はさておき、ハードウェアビジネスが単なる物売りからサービス課金や広告といった範囲に拡大できる、という視点で捉えるのも面白く、その重要なコネクタとしてのIFTTTや、通知ソリューションとなりうる「YO」などの一言メッセージング文化は注目されるべきですね。

<参考記事> IoTは「サービスのモノ化」と考えたほうがわかりやすい

さて、この分野、国内で最初にポジション取るのはどのスタートアップになるのでしょうか。期待して待ちたいと思います。

via The Next Web

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