2015年注目の教育系テックの5つのトレンド予測

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Image by World Bank Photo Collection on Flickr

<ピックアップ>5 Top Trends in Education Technology 2015 | Inc.com

日本でも昨年から日本版MOOCのgaccoが始まるまど、教育分野のIT化やテクノロジーを通じた教育のあり方にイノベーションを起こそうとするスタートアップが次第に注目がでてきています。

海外でも、教育系テックの動向はホットトピックのようです。2015年注目の教育系のトレンド予測についてInc.が紹介していましたでトレンドのピックアップとコメントしてみます。詳細は原文をどうぞ。

Online corporate learning − 勉強はかつてのように一人でするものから、ネットワーク化されたことによって共同学習しやすい環境になったと言えます。また、互いに教えあう学習スタイルは、かつても教室でも見られていたことで、誰かに勉強を教えようとすることが逆に自分にとっても学びの整理ができる、という効果もあったりします。そうした相互学習的なサービスや機能が、オンラインで可能になるかもしれません。

Skills measurement. − 勉強も、やはりただ闇雲にやるよりも、何か目標や達成度合いが可視化されるほうがモチベーションも維持しやすいはずです。また、自身の技術やスキルがきちんと可視化されることで、就職や転職にも有利になるはず。プログラミング技術や、将来的にはデータサイエンティストの検定といったものが生まれてくる可能性は高いかもしれません。

Alternative learning styles.  − ネットが浸透してことで学習の形が変わりつつある姿は、今後も続いていくかもしれません。もしかしたら、完全にビデオ学習だけで卒業できる学校がでてくる可能性もあります。オンラインによって、新しい学びのスタイルや学校のあり方が多様になってくるでしょう。

Online competency-based training. ー 企業においても、新人研修などの取り組みをオンラインで行うようになるかもしれません。企業においても、効率的効果的に新人育成や社員のスキルアップを図るように模索してくることで、結果として企業の生産性や経営効率の向上を目指す取り組みを模索することでしょう。

Flipped-learning tech.ー 日本でも反転授業が次第に導入され始めているように、知識を得る方法はオンラインやビデオ学習で行い。教室ではクラスメートと議論したり手を動かして実験をしたりしながらより知識を深めるということが主流になってくるかもしれません。学習経験と理解を促すためにも、反転授業を促進するためのサービスが今後誕生してくる可能性は高いでしょう。

日本でも、同様の動きがでてくるかどうかはわかりませんが、海外の教育事情などを参考にしながら、日本でも教育のあり方にもっと多様性がでてくるようなアイデアがでてくることを期待します。

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