スマホと連携し、事故防止・運転スキル向上をサポートする「CarVi」

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Carvi

小型レコーダーとスマートフォンアプリをつかい、運転の安全性を向上させる「CarVi」というデバイスがIndieGoGoに登場、現在、開発資金を募っている。

「CarVi」本体は、自動車のフロントガラスにとりつけて利用する、ドライブレコーダーのようなデバイスだ。720pのHDカメラ、マイク、3軸加速度センサー、Wi-Fiモジュールを搭載している。

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本体と連携させた、スマートフォンアプリ(iOS/Android)には、カメラの映像が解析されて映し出される。前方の車両に接近しすぎた場合や、自分の車がウインカーを出さずに車線からはみ出した場合などに、音声とビジュアルでアラートを発して注意を促すという。

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運転中はカメラがとらえた映像を録画しているが、本体に保存されるのは40秒〜1分程度。あとから動画を観たい場合にはスマートフォンに転送する設定もできる。microSDカードを追加すればフルタイムでの録画もできるようだ。

運転のデータは分析され、当日の運転スキルの採点結果がスマートフォンアプリに表示される。運転中に左右のどちらに流れる傾向があるかを教えてくれたり、スキル向上のための個別アドバイスもしてくれるという。

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「CarVi」の市販価格は449ドルとなる見込みだという。IndieGoGoのキャンペーンでは、現在、274ドル以上の支援で「Carvi」を手に入れることができる。(249ドルは既に終了。)米国内への発送は20ドル、国外へは40ドルの送料が別途必要となる。発送は2015年の8月頃と予定されている。

最近の国内の自動車は「衝突回避システム」等、安全を向上させるシステムが最初から搭載されているため、正直なところ前方の注意だけを考慮した「CarVi」は必要なさそうだ。このような仕組が搭載されていない自動車を、少しでも安全に乗りたい場合には、検討する価値があるかもしれない。

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