アプリの通知リンクを超パーソナライズできるKahuna

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「チケット購入可能」のプッシュ通知が携帯電話に表示されたとしよう。もうすぐ開催されるGolden State Warriors対Minnesota Timberwolvesのバスケットボールの試合のチケットだ。

モバイルマーケティングプラットフォームKahunaのCEO、Adam Marchick氏はWarriorsの大ファンだ。そこで通知のリンクをクリックすると直行する先は、インストールしてあるチケットアプリのWarriorsブランドの買い物カゴの中で、通常購入する数のチケット4枚が、画面の買い物カゴにすでに入っていたら便利ではないだろうか?

こうしたパーソナライゼーションは多くのウェブサイトで当たり前になってきた。しかしモバイルアプリではあまり見たことがない。リンクからアプリのスタート画面が単に表示されるか、せいぜいWarriorsの試合に関するページが表示されるだけで、自分の希望する具体的な注文がすでに入力されている買い物カゴが表示されることはない。そこに目をつけたのがKahunaだ。同社は本日(編集部注:原文掲載2月11日)Dynamic Deep Linkingをリリースし、モバイルリンクの改善に一歩を踏み出した。

アプリ内部の深くに存在するリンクは、ウェブサイトにあるリンクのようには機能しない。アプリにはHTMLスタンダードがないからだ。近年、モバイルのディープリンクのおかげで、アプリ内やウェブサイト内のリンクから単に別のアプリを開いてホームスクリーンを表示するのではなく、アプリ内に入って特定のスクリーンを表示できるようになった。

しかし、そうした種類のディープリンクでは、そのリンクをクリックした全員が見る特定のスクリーンを表示していた。

Yozioが最近リリースしたSDKでは、アプリをインストールするリンクからそのアプリのダウンロード終了時にアプリの特定のスクリーンを開けるようになっている。例えば、参照リンクを介するとスクリーンにはすでにロード済みのクレジットが表示されるといった具合だ。

モバイルアプリトラッカーのAppsFlyerは、モバイルに表示されるホテルの広告にあるリンクでユーザを適当な旅行アプリのダウンロードへと誘導し、旅行アプリが起動すると、そのアプリ内で先ほどの広告のホテルのページを開く、といった技術を開発した。

しかし、そのリンクは「ホテル」という内容に特定されているがユーザは特定されていない。Hilton Hotelsのモバイル広告をクリックした人全員が、インストールされている旅行アプリでHilton Hotelsの全く同じスクリーンを見ることになってしまう。

Kahunaはこの点を改良し、次のステップへと進めている。リンクをクリックするユーザの個人的な履歴を利用できるようにしたのだ。つまり、American Expressカードの優待履歴がある特定のユーザが、Hilton Hotelsのプッシュ通知のリンクから、Hilton Hotelsの優先宿泊客ページへと直接たどりつくことができるようになっている。

Marchick氏は「私たちは他の誰も行っていないことに取り組んでいます。ユーザをパーソナライズしたアプリ内の画面へワンステップで誘導し、売上向上促進のためにディープリンクを活用するということです」と述べた。

Kahunaのパーソナライズされたメッセージをアプリ内に送ることができるこれまでの機能によって、売り上げは40%アップし、今回開発したベータ版Dynamic Deep Linkingのテスト結果から、パーソナライズされたページを表示させるこの新しい機能によって売り上げが66%向上したとMarchick氏は語った。

ディープリンクに対する基準がまだ設けられていないため、この種のパーソナライズはKahunaアプリのユーザに限定されている。

今回の実装において、ダイナミックリンクはKahunaのマーケティングプラットフォームでユーザにパーソナライズされた情報をリアルタイムで参照し、適切な情報をターゲットとなるアプリへと取り込んでいる。

Dynamic Deep Linkingでは現在、アプリ内またはプッシュ通知とアプリの間で利用できるほか、アプリ間またはモバイル向けウェブページ内のメッセージとアプリの間でも利用できる。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

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