NOにくじけるなーーAirbnbの立ち上げ初期、ファウンダーが投資家から受け取った7通のお断りメールを公開

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<Pick Up> 7 Rejections

そのアイディアが、まだ世にない斬新なものであればあるほど、NOと拒否される頻度は高まる。今でこそ、評価額250億ドルのスタートアップとなったAirbnbも、その例外ではなかった。

Mediumに、同社の共同ファウンダーでCEOのBrian Cheskyさんが、2008年6月のサービスの立ち上げ時に投資家から受け取ったという「出資お断り」メールの原文を、投資家の名前を伏せて紹介してる。

友人から紹介を受けて、シリコンバレーでも有名な7人の投資家に連絡をとった。当時は、150万ドルの評価額で、15万ドルを調達しようとしていた。つまり、当時出資していたならば、15万ドルでAirbnbの10%を取得することができていたことになる。

ところがその結果は散々たるもので、5社からは断られ、残り2社からは返事すら来なかった。実際のメールはMediumの記事を見てもらうとして、一部はこんな感じ。

「昨日、本件についてはこれ以上先に進めないという判断をした。旅行関連はこれまでも手こずってきたカテゴリーだ。Eコマース分野でもトップを競うジャンルであることは理解しているが、旅行にまつわる事業はどうも上手くいかない」

「パートナーに共有してみたが、第一にこの分野は僕らが注力する5つの分野に含まれない。つまり、僕たちが君たちに関与することは、長期戦を意味する。また既存投資分野ではないため、君たちに必要な専門分野における知見の提供も難しいだろう。今後も定期的に連絡をくれ。シリーズAの投資のタイミングになったら、また検討させてほしい」

ファウンダーのブログ記事は、「今度何かアイディアを思いついてそれが拒否された時、このEメールを思い出してほしい」という言葉で締めくくられてる。

via. Medium

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