イスラエル、外国人の起業家に「スタートアップビザ」を発行する計画を発表

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via Flickr by “A Health Blog“. Licensed under CC BY-SA 2.0.
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<ピックアップ>Israel to issue ‘start-up visas’ for foreign entrepreneurs

「スタートアップ国家」として世界的に注目を集めるイスラエルで、新たに「スタートアップビザ」の発給がスタートする予定であるという。イスラエルの経済省が先週木曜日に外国人の起業家に対して「イノベーションビザ」を発行する計画であることを発表したと、The Jerusalem Postが伝えている

この「イノベーションビザ」は2年間有効であり、保有者は「イスラエルで新しくテック企業を起こすことができ、イスラエルでスタートアップを設立すると決めた場合、ビザの期間が延長される」という。ビザの全条件はまだ明らかになっていないが、「仕事スペース、物理的・技術的なインフラ、専門家のサポート」も含まれると同紙は伝えている。

イスラエルは、人口第二の都市テルアビブが今年の世界スタートアップ・エコシステム・ランキングでも5位にランクインし、国際的な注目度も高い。特徴的なのは国外からの投資や海外企業による買収例が多いことだ。一方、国内の人材については、自国民が中心で国籍の多様性に欠けることも指摘されていた。

その状況の背景には、The Jerusalem Postが伝えるように、非ユダヤ人の外国人労働者、起業家、エンジニアにとって労働ビザを取得するのは難しいという背景がある。特に永住権の取得は難しく、専門性の高い労働者であっても、最終的にはイスラエルを去らなければならない状況があるようだ。

こちらの記事でも紹介したように、スタートアップ国家としてのポジションを維持し、かつさらに投資家や提携企業、海外の人材を惹きつけるべくさまざまな取り組みがされているイスラエル。今回のビザ制度の開始によって、イスラエルのスタートアップシーンがより活気付くことになるのだろうか。引き続き注目したい。

via The Jerusalem Post

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