正確性99%を誇るトイレ後付型分析装置のサイマックスが、ドレイパーネクサス等から資金調達

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symax

11月頭に日本で初めて開催された「Health 2.0」。世界的にも注目が高まるヘルスケア領域で、日本国内からもさまざまなジャンルのサービスが登場していることがわかりました。当日のスタートアップ・ピッチコンペティションで優勝したのが、「サイマックス」です。同社は2015年11月に、iSG インベストメントワークス、Draper Nexus Venture Parters II、並びに個人投資家から資金調達を実施したことを発表しました。

調達した金額は、製品開発と販売戦略の拡大に使われるとのこと。サイマックスは、世界初の小型かつ低価格(月額980円予定)のトイレ後付型の分析装置、またヘルスモニタリ ングサービスを開発しています。自宅やオフィス、施設などのトイレに簡単に設置できて、自動で排泄物の分析を行うもの。自分も健康状態を知ることができる分析結果は、専用のスマホアプリを見ることで知ることができます。

独自アルゴリズムによる解析の正確性は99%。自覚症状がない場合でも、糖尿病や痛風などの生活習慣病の早期発見に役立ち、生活習慣病の86%を発見できると言います。数千万円を下らない高額な従来の類似サービスに比較すると、企業や施設などが導入する場合でも数百万円の初期投資で済むとのこと。また、集まったデータを用いて、健保や企業に対してデータマーケティング事業を展開することも検討しています。

サイマックスの創業は、2014年6月。ただ新しい技術を用いてソリューションに落とし込むだけでなく、新しい習慣を強いることなく生活者の健康状態を見守ってくれる。そんなサイマックスのソリューションの早期のリリースが待望されます。

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