利用企業者数1,300社を突破、企業から学生にオファーが届く逆求人サービス「OfferBox」が人工知能を追加

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Offerbox

より高いマッチングを実現することで、就職活動や転職活動など人材の「動き」の生産性や効率を高めるサービスの登場が相次いでいます。2012年9月にサービスを開始した「OfferBox(オファーボックス)」は、学生の就職活動に特化したサービス。2016年2月時点の利用学生数は累計5万人を突破し、利用企業数は1,300社を突破しています。

Offerboxは、企業が必要な人材を募集する従来の求人の逆をいく逆求人型。学生は、テキストはもちろんのこと、動画や画像を使ってサイト上で自己PRをすることが可能です。一方の企業は、会いたい学生を、学部・専攻・部活動・サークル・志望企業タイプ・保有資格/技術などの項目に基づいて探し、オファーを送ることができます。

先日、新たに加わったのが、企業の学生探しをよりスムーズにするための機能です。学生を検索するシステムに人工知能を導入することで、企業が“会いたいと思う可能性が高い学生”を自動検索できるように。人工知能が、「これまでにどんな学生にオファーを送ったか」など企業の行動履歴を解析。個社毎に最適化された「会いたい学生」が、トップページや検索結果のページに表示されます。

自社の行動履歴、自社の行動に近い他社企業の行動履歴、オファーを送った学生に似た学生などを総合的に見て、学生をレコメンド。その他、企業が学生を検討中リストや非表示リストなどに入れるといったアクションからも学習することで、精度が高まる仕組みです。また、独自のマッチングアルゴリズムで“類似した学生”も表示させるため、一定の学生にだけオファーが集中せず、分散して様々な学生にオファーが届くような工夫もされています。

企業にとって学生探しの手間を軽減する狙いですが、人工知能が行うのは最初の学生を絞り込み部分だけ。企業から学生にオファーを送るには、個別にプロフィールを閲覧していることが条件となるため、学生は一括でオファーが送られてくるような心配はありません。

企業と学生双方にとってロスでしかない雇用のミスマッチを減らし、学生にとって、その社会人生活に大きく影響する1社目の就職をより適切なものへと導いていきます。

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