
インターネットビジネス向けに顧客関係管理(CRM)とメッセージングツールを開発するIntercom は、4月7日に5000万ドルを新たに調達した。これまでの調達額は合計で1億1600万ドルになる。
今回のラウンドはIndex Venturesが主導しており、既存の投資家でもあるCONIQ Capital、Bessemer Venture Partners、Social Capitalも参加している。
同社は2011年にサンフランシスコで創業しており、「インターネットビジネスをパーソナルにする」ことを目的に、営業、マーケティング、カスタマーサポートなどの製品をインターネットビジネス運営者に提供している。
業界でも急成長を見せている同社は、ここ1年で社員数は2倍の250名になり、収益は4倍に成長。現在90カ国に1万の有料顧客をもつが、これは2015年4月時点の5000から倍増している。
Intercomの現在の事業段階でいえば、ほとんどの企業は収益の半分以下、社員の30パーセント以下を新製品の開発に利用するといわれるが、ここ1年で同社は収益の85パーセント、社員の半数を研究開発に投資している。営業やマーケティングにリソースを割くよりも、製品開発を重視する姿勢がこれまでの成長につながっているようだ。
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