マレーシア政府のスタートアップ支援組織MaGIC新CEOに、Ashran Dato’ Ghazi氏が就任へ

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Ashran Dato’ Ghazi氏
Ashran Dato’ Ghazi氏

Malaysian Global Innovation and Creativity Center(MaGIC)は、設立者で前 CEO の Cheryl Yeoh 氏の後任として Ashran Dato’ Ghazi 氏が5月1日付で CEO に就任すると正式に発表した。

4月4日には e27で Ghazi 氏が CEO の座に就くと報じられていたが、当時はまだ公式には承認されていなかった。

MaGIC の広報は声明で次のように発表した。

財務省の事務局長で MaGIC の議長でもある Tan Sri Mohd Irwan Serigar Abdullah 氏は、Ashran 氏が MaGIC をさらなる高みへと導き、また起業家精神のエコシステムを今以上に強化し、地元の起業家に地域そして世界での認知度と機会を提供するという、MaGIC に与えられた使命を実現させてくれると信じています。

1月に Yeoh 氏が退任して以来、その後任に誰が指名されるのか東南アジアのスタートアップシーンでは誰もが注目していた。その大きな要因としては、Yeoh 氏がマレーシアで急成長するスタートアップシーンにおいて MaGIC を最先端の組織として確立したという事実があるからだ。

Ghazi 氏は Yeoh 氏同様アメリカで学び、ミシガン大学で経営管理学(金融と CIS)の学位を取得。

彼の職歴は石油ガス産業から始まったが、起業家としての第一歩は2011年に設立したソーシャルコンテンツネットワーキングウェブサイトの Joota である。近年ではコミック業界でスタートアップを志す企業のアクセラレータをローンチし、Rice Bowl Start-Up Awards の立役者でもある。

さらに、彼は New Entrepreneurs Foundation(myNEF)と myHarapan の議長、また Bumiputera ICT Industry & Entrepreneurs(NEF)の会長を務め、ひいては Global Innovation & Entrepreneurship Foundation の副議長として組織をけん引してきた。

彼は Malaysian SME Development Academy および SME Corp の取締役メンバーも務めた経験がある。

MaGIC は2014年4月、米国バラク・オバマ大統領とマレーシアのナジブ・ラザク首相によって鳴り物入りでローンチされたマレーシアの財務省下の機関である。

【via e27】 @E27co

【原文】

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