
パフォーマンスベースのアプリ内ビデオ広告プラットフォームを開発するVungleは、年率の収益に対するランレートが3億ドルに達したと発表した。利益を出していると同社はコメントしている。
サンフランシスコに拠点を置くVungleは、ソフトウェア開発キットの利用が前年から125パーセント増加しているという。これはモバイルアプリとゲーム広告事業が好調であることを示す指標だ。
Vungleはモバイル広告ベンチマークレポートを公開したことも発表した。そのレポートによれば、一般消費者の53パーセントがスマートフォン上で動画を頻繁に閲覧し、時にはテレビを見ながら閲覧することもあるという。一般消費者がより多くの時間をモバイル端末に使っていることを広告主が理解した結果、広告主はVungleのような動画広告プラットフォームに向き始めているのだと、同社のCEOザイン・ジェファー氏は取材で語った。

Vungleによると、同社のSDKは世界中の4万のモバイルアプリで使用されているという。ジェファー氏いわく、パフォーマンスにフォーカスしているため、広告を見たユーザーが、動画を閲覧するなど実際にアクションを起こした場合のみ課金をしているという。そうすることで、広告主は投資に対してはっきりと分かるリターンが得られるのだとジェファー氏はいう。
Vungleの収益は、アジア太平洋地域で大きく成長している。中国だけを見ても、全体の収益を2015年から400パーセント伸ばしている。同社は北京、ソウル、シンガポール、東京にオフィスを置き、大きな拡大をしている。これまでの結果に基づいても、中国が同社にとって一番の地域になる日が来るかもしれないとジェファー氏はコメントした。
Vungleはアプリ内広告を5億台以上のデバイスに配信している。Google Ventures、Thomvest Ventures、Crosslink Capitalが同社に出資している。
(本記事は抄訳です。)
【via VentureBeat】 @VentureBeat
【原文】
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