東京大学発のIoT技術を活かしSenSproutが農業用センサーシステム「SenSprout Pro」を発売

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東京大学発の技術を活用した土壌センサー及びソリューションを開発するSenSproutは4月20日、農業関係者および研究者向けの農業用センサー「SenSprout Pro(センスプラウトプロ)」 の発売を開始した。クラウドファンディングで資金を獲得していた同社がようやく製品化にこぎつけたことになる。

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SenSprout Proはクラウド上から土壌の状態をリアルタイムに確認できるシステムで、土壌に差し込んだセンサーの接触部分から水分量と地表付近の気温を測定・解析する。クラウド上ではセンサーからの通信データの閲覧や共有ができるメンバー招待機能、土壌の変化を検知して知らせる通知機能を提供している。

土壌センサーとゲートウェイ、クラウドサービスがセットになったパッケージで販売開始し、5月上旬より順次出荷予定。クラウドサービスはベータ版キャンペーンのため10月まで無料提供となっている。なお、データ通信は3G/LTEを採用している。

測定器部分とセンサー部分は取り外し交換が可能で、単体購入も可能とのこと。今後は深度や測定点数、ECなどの測定項目が異なるセンサー部分の提供を順次開始する予定としている。

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