東京を拠点に動画制作を手がけるカクテルメイクは31日、オンラインメディア運営事業者を対象に、ニュース動画を容易に制作できるツール「RICHKA(リチカ)」をβローンチした。同社は先ごろ、動画制作にあたってクライアントとクリエイター間の直感的なやりとりを実現する「TukuruCloud(ツクルクラウド)」をローンチしたばかり。動画制作を支援するツールとして、第2弾となる。
RICHKA は、Facebook や Twitter などでよく見受けられる、アノテーションのついた短編動画が容易に作成できるオンラインツールだ。ニュースメディアの記事 URL から動画が作成できたり、取材時に撮影した動画素材をアップロードしたりすることで、直感的な操作だけで動画を制作することができる。
RICHKA で制作できる動画の長さは最短1分からとされるが(最長については言及無し)、顧客の一つである BITA デジマラボが Facebook に公開している動画のように1分未満のものも作成可能なようだ。カクテルメイクが自社運営するお酒の動画メディア「Coaster」や、ロボットスタートが運用する「ロボスタ」の動画制作にも利用されている。
カクテルメイクは本サービスの料金体系を明らかにしていないが、基本的には企業向けの月額料金体系となる模様。動画をアップロードするだけでブランドイメージの定まった動画が制作できるように、カクテルメイクからは顧客である各メディア毎にオリジナルの動画テンプレートが提供される。現在はβ版だが、今秋には機能拡張を経て、専用アプリを含め正式ローンチを迎える予定。同社では RICHKA を年内に70社に導入したいとしている。
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