名刺管理アプリ「Wantedly People」、〝話題〟の自動収集機能と広告挿入機能を提供開始——ユーザ数は100万人、名刺枚数は2,000万枚を突破

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左から:逆瀬川光人氏(Wantedly 新規事業推進担当)、仲暁子氏(Wantedly CEO)、相川直視氏(Wantedly リードエンジニア)

Wantedly は19日、都内で記者会見を開き、同社が提供する名刺管理アプリ「Wantedly People」に、登録した名刺の企業や業界に関する情報を集める〝話題〟の機能と、この〝話題〟の間に関連する広告を掲出する機能の提供を始めると発表した。〝話題〟には、インターネットをクロールし、ある名刺の人物に人工知能が関連あると判断した記事(著作権的に問題のないもの)が提供されるほか、Wantedly が提携する20媒体からは、手動選択により関連がありそうな記事が提供される。

Wantedly は先週、Wantedly People をローンチしてから8ヶ月で登録ユーザ数100万人、スキャンし登録された名刺の枚数は2,000万枚を超えたことを明らかにしている。海外展開についても積極的で、日本語のほか英語や中国語でアプリが利用できる。

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ちなみに、THE BRIDGE の読者なら、名刺管理アプリの Eight が広告ソリューションを提供を始めたことは、記憶に新しいかもしれない。Eight は2012年にローンチし、2015年6月にタイムライン機能(言うまでもなく、Wantedly People でいう〝話題〟の機能に相当)の実装までに約3年の期間を要している。Wantedly は今回、〝話題〟の記事間に関連広告を挿入する広告掲載機能を本日から提供するとしており、プロダクトローンチから早くも8ヶ月でマネタイズを開始することとなる。

広告は、「Story Ads」「Article Ads」「Video Ads」の3つの形態で提供される。Story Ads については、Wantedly の車内クリエイティブチームがクライアントの要望に従い、インフォグラフィック様式の広告になるとのこと。また、Article Ads については、Wantedly が既に大手出版社媒体出身の編集者を獲得しており、この人物を中心に記事コンテンツが作成されるとのことだ。ビジネスモデル的には、Newspicks のブランディッドコンテンツに近いだろう。Video Ads はまだ準備中ということで、サービスは本日から提供されない。動画クリエティブを Wantedly が作るか、クライアントが用意するかについては、柔軟に対応するとのことだった。

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