インドのモバイルウォレット企業MobiKwik、3,540万米ドルをBajaj Financeから調達

SHARE:

mobikwik

グルガオンを本拠とするモバイルウォレット会社 MobiKwik が、10.83%の株式との引き換えにインドルピーで225クロール(3,540万米ドル)をノンバンク大手 Bajaj Finance から調達した。

プレスリリースによれば、この戦略パートナーシップにより消費者は MobiKwik ウォレットを通じて信用が供与されるようになり、支払い方法の選択肢が増えて即時購入が可能となる。

Bajaj Finance のマネージングディレクター Rajeev Jain 氏は次のように述べている。

両組織の相乗効果を狙っています。顧客分析に深く根ざし、デジタル指向のエコシステムへの究極的フォーカスにより、このサービスは当社の既存製品の中でも革新的なものとなるでしょう。単一のアプリ内にデビットとクレジットのオプションを利用可能とすることで、顧客利便性を向上し消費を促すことになります。

Bipin Preet Singh 氏と Upasana Taku 氏により2009年に設立された MobiKwik は、150万社を超える直販小売業者と5,500万名を超えるユーザのネットワークを擁するウォレット企業で、Alibaba、そして SoftBank が支援する Paytm と真っ向から競合している。

昨年8月、ヨハネスブルグに本社を置くナスダック上場のオルタナティブペイメント企業 Net1 UEPS TechnologiesMobiKwik に4,000万米ドルを投資している。それ以前には日本の決済ゲートウェイ企業 GMO と半導体企業 Mediatek5,000万米ドルのシリーズ C ラウンドを共同でリードしている

MobiKwik はこれらの2ラウンド以前に、既存投資家の Sequoia Capital と Tree Line Asia から660万米ドルを調達している

同社の後援には他に American Express と Cisco Investments がいる。

MobiKwik はニューデリー、ムンバイ、バンガロール、プネー、コルカタに事務所を構えている。

Bajaj Finserv グループの融資・投資部門である Bajaj Finance は、インドを市場とする多角経営型ノンバンクの1社で、全国1,900万名を超える顧客にサービスを提供している。

【via e27】 @E27sg

【原文】

BRIDGE Members

BRIDGEでは会員制度の「Members」を運営しています。登録いただくと会員限定の記事が毎月3本まで読めるほか、Discordの招待リンクをお送りしています。登録は無料で、有料会員の方は会員限定記事が全て読めるようになります(初回登録時1週間無料)。
  • 会員限定記事・毎月3本
  • コミュニティDiscord招待
無料メンバー登録