今月末開幕のTechCrunch上海2017、無人販売コンビニ・自動運転・ブロックチェーンなど注目の未来技術が集結へ

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TechNode(動点科技)の設立者兼 CEO Gang Lu(盧剛)氏
Image credit: Technode

東京では今週 TechCrunch Tokyo が開催されるが、Thanks Giving Day 後のクリスマス休暇を前に、この時期になると世界中でスタートアップ・カンファレンスは追い込みの時期に入る(ちなみに日本はあまりクリスマス休暇は関係しないので、12月にも Infinity Venture SummitGlobal Brain Alliance Forum などのスタートアップ・イベントや、アクセラレータ各社のデモデイが数多く控えている。日本国外のイベントが休みになるなので、日本を知るにはむしろ好都合な時期かもしれない)。

月末には上海で TecCrunch Shanghai が開かれる。筆者は先週、WebSummit の開かれたリスボンから帰ってきたばかりだが、旧知の友人の参加者の中には、自分のオフィスには戻らず、そのままヨーロッパを巡ってヘルシンキに入り今月末の SLUSH(11月30日〜12月1日)に参加、そこからベルリンに移動して TechCrunch Disrupt Berlin(12月4日〜5日)に参加するというツワモノもいた。まさに、バケーションレンタルやコワーキングスペースなどのシェアリングエコノミー、SaaS など場所を選ばない仕事を可能にする環境がなせる技だ。

TechCrunch Shanghai 2016 の様子
Image credit: Technode

そのうち、今回は TechCrunch Shanghai について紹介したい。TechCrunch Shanghai は、中国のスタートアップ・メディア Technode(動点科技)が、TechCrunch のブランドホルダーである Oath からのライセンス供与のもと、運営しているスタートアップ・カンファレンスだ。ちなみに、Technode は TechCrunch 中国語版の運営者でもある。THE BRIDGE では長年にわたって、古くは2011年に開催された初回の明星和楽への招聘から、最近ではサンフランシスコでのピッチイベント共同開催まで、Technode とは共に協力関係を築いてきた。

今年の上海で4回目の開催を迎える TechCrunch イベントの会場は、上海・西部の虹橋(ホンチャオ)エリアに9月にオープンしたばかりの、上海最大のショッピングモール「The Mixc(上海万象城)」に併設された Shanghai Metro Museum(上海地鉄博物館)だ。子連れが少なくない投資家や起業家への配慮として、トイザらスや LEGO と協力し無料で子供が遊べるキッズエリアも併設される。

Chinaccelerator(中国加速) 第12期のデモデイも併催される予定
Image credit: Technode

キーノートスピーチ、ファイヤーサイドチャット、展示ブースなどには、THE BRIDGE でもおなじみの、中国のスタートアップシーンをにぎわす、無人販売コンビニ・自動運転・ブロックチェーンといった未来技術を先導するスタートアップや起業家ら多数参加する見込み。また、サイドイベントとしてハッカソンや、地元アクセラレータ Chinaccelerator(中国加速)の第12期デモデイなども併催される。

THE BRIDGE では期間中、現地から TechCrunch Shanghai の模様をお伝えする予定だが、THE BRIDGE の読者で参加したい方がおられれば、プロモーションコード「THEBRIDGE20」の投入で、ここからチケットを20%割引で購入することができる。中国市場の今年のスタートアップ・トレンドのまとめ、来年の Next Big Thing 予想の機会にぜひ活用してほしい。

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