中国のスタートアップメディア「Technode(動点科技)」、プレシリーズBでUcommune(優客工場)などから数億円相当を調達

by Masaru IKEDA Masaru IKEDA on 2019.9.9

THE BRIDGE のパートナーでもある、中国のスタートアップメディア「Technode(動点科技)」は3日、Ucommune(優客工場)と XCGT Holding Group(杭州市下城区人民政府区国投集団)からプレシリーズ B ラウンドで資金調達したことを発表した

uCommune は、中国を拠点とするコワーキングスペース大手で、昨年にはユニコーン入りを果たしている。XCGT Holding Group は、浙江省政府が関与する投資会社で、浙江省の省都である杭州市に拠点を置いている。調達金額は数千万人民元(日本円で数億円相当)とみられるが、正確な調達金額は開示されていない。

Technode は2007年、Mobinode の名前で現在 CEO を務める Gang Lu(盧剛)氏の手によりローンチした。TechCrunch の中国語版の運営、TechCrunch カンファレンスの中国国内における運営のほか、中国のスタートアップニュースを伝えるテックメディアを Technode を、中国語、英語、スペイン語、ロシア語で提供している。

THE BRIDGE では Technode が伝える中国スタートアップのニュースを日本語で提供しているほか、Technode もまた、THE BRIDGE が伝える日本スタートアップのニュースを中国語で提供している。

2018年には、TN Media、TN Inno(大企業向けイノベーション支援)、TN Global、TN Events(ブランディングとイベントサービス)、TN Data(スタートアップデータベース)、TN VC(ベンチャーキャピタル)の6部門を設立。中国と世界のスタートアップコミュニティの相互疎通を活性化する活動を開始した。今回の資金調達は、これらの活動を強化するものだ。

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Technode は、金融コングロマリットの CITIC Group(中信集団)、香港でサークル K などを展開する小売り大手の Fung Group(馮氏集団)、BMW 中国、製薬会社大手のメルク、ユニリーバなどと協業関係にある。

uCommune から Technode への出資は、戦略的提携関係を意図したものだ。uCommune はコワーキングスペースを中心としたオフラインのスタートアップコミュニティを形成し、Technode はオフラインのそれを形成していることから、相互補完が可能と両者が判断したとみられる。

Technode の競合としては、中国発のスタートアップメディアである「36Kr(36気)」が挙げられる。最近では、「Kr Asia(アジア向け英語版)」を立ち上げ世界展開を進めるほか、日本では昨年、中国語サイト制作のレクサーとの合弁で、「36Kr Japan(日本語版)」をローンチさせている。36Kr は2017〜2018年にかけ9億人民元(約135億円)を調達しており、また昨年には10億人民元(約150億円)規模のスタートアップ向け投資ファンドを設立している。

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