インフルエンサー特化の会員制ファンコミュニティアプリ「fanicon」をTHECOOが公開、各プラットフォームの視聴者をファンクラブ化

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インフルエンサーマーケティング事業を展開するTHECOOは12月7日、インフルエンサーに特化したファンコミュニティアプリ「fanicon(ファニコン)」をリリースしたことを発表した。

同アプリではインスタグラマーやユーチューバーなどのインフルエンサーが独自のコミュニティを築くことができる。彼らはアイコンと呼ばれ、fanicon内でコミュニティを設置後に会員になったコアファンとグループチャットや個別チャット、動画や画像の配信、スクラッチゲーム機能などを通してコミュニケーションをとれる。

投げ銭アプリと言われる都度課金方式ではなく、基本的に月額会員制をとっているのが同アプリの特徴。アイコンは月額の会員費を自由に設定できる他、「個別チャットはできないけれど安い」といったプラン料金の設定もできる。ファンコミュニティの開設は無料で、月額会員費の50%がアイコンに支払われる。テスト段階では「年間6000円程度の会員が多く見られた」ということだ。

自動返信は使わない、プラットフォームで作れないコミュニティ化

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同社代表取締役の平良真人氏

アイコンが活動するInstgramやツイッター、youtubeといったプラットフォームでは、それぞれのファンが存在するがまとまってコミュニケーションをとれる場所がない。faniconはそれらをまとめて、ファンクラブ化することを目指している。

「広告営業やインフルエンサーマーケティング事業を運営していく中で、イベントで1対1で話すインフルエンサーを見て、ファンの人たちのコミュニティニーズを感じました。また、Twitterなどできちんとファンとコミュニケーションをとるインフルエンサーは人気が出やすいこともわかりました」(平良氏)。

同アプリはタレントページの「ホーム画面設定」も推奨しており、faniconというアプリとしての活用というよりもアイコンのファンアプリを作ることを目指している。

アイコン本人との個人トークを許可していると「返信がこない」「インフルエンサーが返信の時間をとれない」といったことが問題になりそうなところ。これに対して平良氏は「自動返信は絶対に使わない。アイコンの入力を補助するような機能などでバックアップしていく」と回答してくれた。

同社は2018年にアイコンの1000人のコミュニティ開設を目指す。今後はアイコン側が利用する管理アプリのリリースを予定している他、配信コンテンツの強化としてARやVRの活用も視野に入れている。またスポーツ選手やシェフ、スナックのママなどのコアなファンを持つ人もアイコンの対象にしていく意向だ。

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