インドネシアのオードバイ版配車アプリ「Go-Jek」、バングラデシュの同業Pathaoに200万米ドルを共同出資【報道】

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インドネシアで配車サービスを展開しているユニコーン企業 Go-Jek が、ロジスティクスおよび配車サービスを提供するバングラデシュのスタートアップ Pathao にシリーズ A ラウンドの一環として約200万米ドルを共同出資した、と DealstreetAsia が情報筋の話として伝えている。

この報道によると、この取引は数週間前に完了しており(原文掲載日:11月28日)、Go-Jek は Pathao の少数株をすでに取得しているという。

e27は詳細を聞くため Go-Jek とコンタクトを取っており、返事が届き次第この記事をアップデートする予定だ。

Go-Jek と Pathao はビジネスモデルや両社が取り組んでいる問題について多くの類似点がある

Pathao は2015年、Hussain M. Elius 氏、Shifat Adnan 氏、Fahim Saleh 氏の3人によって設立されたスタートアップで、オートバイを主軸にした乗客向け配車サービスと、e コマース向け宅配便サービスを提供している。

設立当初はオンデマンド配送サービスを手掛けていたが、その後 e コマース向けの配送事業に大きな可能性を感じ、同サービスの特化に方針転換した。

これに先立って Pathao は2015年、シードラウンドにおいて Battery Road Digital Holdings から未公開額の資金を調達した。e27のプロフィール欄では投資募集中となっている。

Go-Jek は以前、インドネシアのメドテック(医療技術)スタートアップ HaloDoc にも出資を行っており、医薬品の配送サービス Go-Med を HaloDoc のプラットフォームに統合している

今回の Pathao への投資で、Go-Jek にとって初めての配車サービス関連スタートアップへの出資となった。

また、Go-Jek はモバイルアプリ開発会社 LeftShift、家庭用ヘルスケアサービス Pianta、テック関連コンサルタント会社 C42 Engineering と CodeIgnition など、インドのスタートアップを複数買収している。

本国インドネシアでは、電子決済会社 MV Commerce とイベント管理プラットフォーム Loket を買収。チケット予約サービス Go-Tix の運営を Loket に引き継いだ

伝えられるところによると、Go-Jek はさらに決済処理会社 Midtrans の買収に向けて現在協議中だという。

【via e27】 @E27co

【原文】

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