韓国の国際送金スタートアップ「MOIN」、シリーズAで約2.1億円を調達——外為法改訂で営業中断を余儀なくされるも、増資と免許取得で再開へ

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韓国の国際送金スタートアップ MOIN(모인)は、Bridge Alliance Partners(略称:BA Partners、비에이파트너스)、The Wells Investment(더웰스인베스트먼트)、Honest Ventures(어니스트벤처스)、Bokwang Venture Capital(보광창업투자)、Capstone Partners(캡스톤파트너스)、Strong Ventures(스트롱벤처스)などから、シリーズAラウンドで20億ウォン相当(約2.1億円)の資金調達を実施した。

MOIN はデバイスやオペレーティングシステムに関係なく、最初の1回だけ本人認証するだけで、国内送金のように、いつでもどこでも手軽に海外に送金できるサービスで、日本と中国への送金サービスを提供し、四半期毎に前期比平均138%で成長している。しかし、MOIN は改訂された外国為替取引法に基づいて2017年7月18日から現在までサービスが中断され、サービスの再開には、海外そう金ライセンスが必要なおう今日だ。MOIN は今回のシリーズ A ラウンド資金調達により、少額海外送金登録要件のうち資本金要件(10億ウォン=約1億円)を満たし、すぐにもライセンスを取得すると期待される。

今回のラウンドでリードインベスターを務めた BA Partners 代表のイ・ジョンスン(이종승)氏は、次のようにコメントした。

MOIN は、ブロックチェーン技術を活用した効率的な海外送金ソリューションを構築している。このような技術力をベースに、アジアの海外送金市場をリードするプレイヤーになることを期待する。

MOIN 代表のソ・イルソク(서일석)氏は、次のようにコメントしている。

今回のアーリー投資により、さらに信頼性が高く効率的な送金システムを開発したい。それをベースに、アジアの海外送金市場で、さらに迅速に MOIN の影響力を拡大できるようになるだろう。

MOIN はライセンス取得後、既存の日本や中国といった市場はもちろん、東南アジアへも送金サービスを拡大する。また、海外から韓国国内に送金できるインバウンドの送金サービスを開始し、海外にいる韓国人労働者を対象に事業領域を広げて行くとしている。

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【via BeSuccess】 @beSUCCESSdotcom

【原文】

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