中古品取引関連サービスなどを提供するジラフは4月26日、スマホ特化のフリマサイト「スマホのマーケット」内のスマホ即時買取モデル「スママDASH」からの撤退を発表した。今後スマホの買取は物品の送付後に確定額を振込する既存の通常買取形式へと変更される。
今回の撤退およびビジネスモデルの転換に関しては、虚偽申し込みが多いことと即時買取できなくても可能な限り高額で売却したいニーズが多かった2点が要因だ。
スママDASHで買取および査定金額の振込を済ませたスマホ端末が送られてこない虚偽申込は多い時で80%にもなった。特に買取単価が2万円を超える場合の虚偽申込率は数千円台の場合に比べて多かったという。買取した後の未着荷リスクを回避するために、買取価格を下げざるを得ず、同社とユーザー間で価格面でのマッチングが難しくなった。
また、瞬時に安価で現金化されるよりも、一定時間で高い金額の売却を求めるユーザーが多かったようだ。与信審査に関しても、1人がスマホ端末を何度も売る機会が少なく、信用が蓄積されるサービス設計も実現できなかった。
今後はスマホのマーケット内で売れ残ったスマホを通常買取方式で高額買取する流れを実施していく。
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