今回の動画コマースプラットフォームの提供とあわせて、bolome は UP 主に日本と韓国の商品12,000点以上の商品のドロップシッピングサービスの提供も行う。これにより、UP 主は商品を魅力的に紹介さえすれば、自ら商品を仕入れたり発送したりする必要がなく、日韓メーカーから直接調達した正規品の販売が可能となる。bolome では、同社が中国 E コマースでの独占販売権を持つ、浅野撚糸のタオルブランド「エアーかおる」、ジービーエスのアロマスティック「LoaLes」、ナチュラルバイオ研究所のプラセンタ美容液「ROYAL」、韓国 EGNIS の食事代用食「LABNOSH」等を中心に、商品の積極的なプロモーションを行っていくとしている。
今年上半期以降、KOL が自らオンライン店舗を設置してコマースを展開するソーシャルコマースプラットフォームの躍進は目覚ましい。(WeChat などの)アプリの中から利用できるアプリ「ミニアプリ(小程序)」を使ったコマースアプリでは、5,000店舗以上の KOL 店舗を運営するとされる「Xiaodianpu(小電舗)」がシリーズ C ラウンドで5,000万ドルを調達したほか、「Koopoo(靠譜好物)」や「Haowumancang(好物満倉)」はそれぞれシリーズ A ラウンドで数千万人民元(数億円台の後半相当)を調達、「Look」がシリーズ A ラウンドで2,200万ドルを調達した。また、Tencent(騰訊)から先ごろ多額の資金を調達したとされる「Pinduoduo(拼多多)」は、アメリカでの IPO が噂されている。
シンガポールを拠点とする Golden Equator Capital(GEC、金道資本)とソウルに本社を置く Korea Investment Partners(KIP、한국투자파트너스)は、1億2,000万シンガポールドル(8,800万米ドル)のファンドのローンチを発表した。このファンドは東南アジアでシリーズ A および B の資金調達を狙う成長著しいテック企業に投資を行う。 この VC 企業…
左から:Daren Tan 氏(Golden Equator Capital マネージングパートナー)、Shirley Crystal Chua 氏(Golden Equator Group 創業者兼グループ CEO)、Baek Yer Hun 氏(Korean Investment Partners CEO)
シンガポールを拠点とする Golden Equator Capital(GEC、金道資本)とソウルに本社を置く Korea Investment Partners(KIP、한국투자파트너스)は、1億2,000万シンガポールドル(8,800万米ドル)のファンドのローンチを発表した。このファンドは東南アジアでシリーズ A および B の資金調達を狙う成長著しいテック企業に投資を行う。
この VC 企業は「GEC-KIP Technology and Innovation Fund」(GEC-KIP ファンド)と名付けられ、シンガポールを通じて東南アジアへの拡大を目指す韓国企業に一部の資金を割り当てる。同社は主にプロップテック、フィンテック、ヘルステック、ニューメディアとエンターテインメント、e コマース、そしてエデュテックといった分野をカバーすることになる。
GEC-KIP ファンドのローンチによって、KIP はシンガポールを本部として東南アジアに足場を築くことにもなる。KIP の投資専門家はシンガポールの SPECTRUM に本拠地を置くことになる。SPECTRUM は Golden Equator Group が設立した、キュレーションされた技術とイノベーションのビジネスクラブで、「Korea-Singapore Healthcare Incubator」の所在地でもあり、これは2017年9月にソウル市バイオハブおよび韓国保健産業振興院(KHIDI)が任命した韓国の組織 C&R Healthcare と Golden Equator Group の了解覚書を通じて設立されたものだ。