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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉上場後初のお引越し、田町駅の新名所に生まれたマネーフォワードの〝空中オフィス〟に潜入

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 数十年ほど前まで、田町という駅は学生街や大企業の膝元として賑わいを見せる西口と対照的に、東口は極めて簡素な作りだった記憶がある。筆者が初めて田町駅の東口を使ったのは、確か、レイヴ系の音楽が日本を席巻して芝浦にジュリアナ東京ができたときだったが(そして、ジュリアナ東京の跡地には現在、 TBWA \ HAKUHODO のアクセラレーショ…

JR 田町駅東口

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

数十年ほど前まで、田町という駅は学生街や大企業の膝元として賑わいを見せる西口と対照的に、東口は極めて簡素な作りだった記憶がある。筆者が初めて田町駅の東口を使ったのは、確か、レイヴ系の音楽が日本を席巻して芝浦にジュリアナ東京ができたときだったが(そして、ジュリアナ東京の跡地には現在、 TBWA \ HAKUHODO のアクセラレーション拠点がある)、このあたりも再開発が進んで、現在では港区の一大副都心へと変貌を遂げつつある。

今春オープンしたばかりの msb Tamachi 田町ステーションタワー S

そんな田町駅西口にの新名所となりつつある複合施設「msb Tamachi(ムスブ田町)」にマネーフォワード(東証:3994)がオフィスを移転、先ごろプレス向けの公開イベントが開催された。msb Tamachi は田町駅からだと雨も心配いらない程度の至近距離にあるが、飲食店などテナントの本格オープンは秋になるようで、街は夕方のラッシュアワーの喧騒の中にありながら、ビルの内部は静かでガランとしていた。

リビングルームのような新オフィスの玄関
新オフィスの意義を強調する代表の辻庸介氏。創業当初はオフィス環境の重要性をあまり感じていなかったというが、移転を重ねるにつれ、その考えにも変化が現れたとのこと。
執行役員の神田潤一氏は、恒例となったオペラを披露。この日は「椿姫 乾杯の歌」で文字通り乾杯の音頭をとった。
新オフィスには、前のオフィスで使われていた木材の一部が再使用されるなど、同社の社員たちがこれまでの軌跡に想いを馳せつつも、さらなる高みを目指す意識が持てるような視覚的な工夫が施されている。
一部の造作が工事中のようなデザインとなっているのは、同社の事業が完成したのではなく、常に発展段階にあることを演出したものだ。
本社オフィスに12個ある会議室には、野口英世、伊藤博文、樋口一葉など日本の紙幣に描かれた人物名の名前がついている。このアイデアは、社内公募を通じて決められたのだそうだ。
社名とタグラインが大きくあしらわれた会議室。
コンプライアンスの関係で執務室の撮影箇所は限定されたが、眺めのいい窓際には社員がリラックスして仕事ができるコージーな空間が多数設けられていた。
参加者には、マネーフォワードのロゴのはいったドラ焼きが配られた。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉銀行発祥の地に誕生したフィンテック・スタートアップの梁山泊、MUFGの「The Garage」に潜入

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 ここ1年位の間に、東京駅周辺には、フィンテック・スタートアップの活動拠点がいくつか開設された。FINOLAB は移転してリニューアルし、平和不動産が設けた FinGATE では数々のイベントが開催。500 Startups Japan などが拠点を置くグローバルビジネスハブ東京(GBHT)にも、数多くのフィンテック・スタートアップが…

日本橋兜町に生まれた MUFG DIGITAL アクセラレータの「The Garage」。その目立つ看板から、銀行の支店と勘違いして入ってくる人も多いのだとか。

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

ここ1年位の間に、東京駅周辺には、フィンテック・スタートアップの活動拠点がいくつか開設された。FINOLAB は移転してリニューアルし、平和不動産が設けた FinGATE では数々のイベントが開催。500 Startups Japan などが拠点を置くグローバルビジネスハブ東京(GBHT)にも、数多くのフィンテック・スタートアップが入居している。

東京の金融街は東京駅を隔てて、丸の内・大手町側と八重洲・日本橋側に大きく分かれる。丸の内・大手町側は、旧三菱財閥の祖である岩崎弥太郎が築いたエスタブリッシュなエリア、対して、八重洲・日本橋側は商人の魂を受け継ぐ近代金融発祥の土地柄だ。丸の内はその名の通り皇居の目の前ということもあり、駆け出しのスタートアップにとって手の出る物件は多くないが、日本橋周辺には、フィンテック・スタートアップのオフィスも増えてきたようだ。

そんな日本橋の兎町の一角に今春、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が主宰する「MUFG DIGITAL アクセラレータ」が、初のコワーキングスペースとなる「The Garage」を開設。リノベーションも完了し落ち着いたということなので、お邪魔してきた。

MUFG DIGITAL アクセラレータでは現在、年に1回程度のペースで4ヶ月間のアクセラレーション・プログラムを運営しており、現在は第2期バッチの追い込みの時期だ。今バッチ参加のスタートアップ7チームは目下、7月28日のデモデイに向け最終的な協業プランの醸成の最終段階にある。

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エントランスには、昨年の第1バッチに参加した5チームのほか、現在進行中の第2バッチの7チームのロゴが掲げられている。

参加各チームには、MUFG グループの社員が参加するスタートアップとの協業を前提とした「MUFG メンター」、VC や他社アクセラレータなど外部協力者による「プロメンター」、さらには、全体を調整する役目として MUFG DIGITAL アクセラレータの事務局から「ファシリテーター」がアサインされており、プログラム期間中には、この The Garage を会場に、月1回のピッチデイのほか、毎週や隔週のメンタリング、API ミートアップ、ミニハッカソンなどの集まりなどが開催されているそうだ。

1F部分は、開放感あふれるデスクスペース
地下には落ち着いたリビングルーム調のスペースが広がる
デモデイまでのカウントダウンタイマー。残すところ3週間ほどだ。

独立系のアクセラレータというのは、スクラッチからビジネスを興そうとする起業家をさまざまなリソースで支援し、マーケットレディなプロダクトを世に出すことを促し、次の資金調達ラウンドにつなげる、というところが一つの目標になる。対して、企業アクセラレータは、その企業とスタートアップが協業を行い、何らかのアウトプットを生み出すことに狙いを定めることになるが、単に社内の事業担当者とスタートアップを引き合わせただけでは、協業というある種の化学反応が起きることは稀だ。

MUFG の場合、最近グループ各社にも「フィンテック推進室」なる担当部署が設けられ、各社共第一線で活躍する社内人材を担当者に充てるようになったため、スタートアップとの協業事例の創出もかなりスムーズになってきているのだとか。グループ各社の担当者は、往年のオーディション番組「スター誕生!」よろしく、二次選考の場でスタートアップのピッチを聞き、自社の事業戦略との相性を見ながら協業したいチームを指名、プログラム終了まで(あるいは終了後も)そのチームの支援にコミットすることになる。

MUFG Digital アクセラレータの運営チームや参加スタートアップの皆さん(一部)

第1バッチは FinTech アクセラレータ、第2バッチは DIGITAL アクセラレータと、対象範囲を拡大しながら進化してきた MUFG のアクセラレータプログラム。これまでプログラムへの参加は事実上、国内のスタートアップに限定されていたが、次バッチ以降は海外のスタートアップの受け入れにも積極的に注力していきたいとのこと。しかし、まずは28日の第2期デモデイを楽しみにしたい。

The Garage の前にある、日本の銀行発祥の地を示す看板
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉独自アルゴリズムと自然言語処理で企業の決算情報を読み解くxenodata lab.、恵比寿の閑静な住宅街で日夜技術開発に邁進中

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 東京の都心で一軒家を借りて、オフィスとして使っているスタートアップをちらほら見かけるようになった。地方や郊外ならまだしも、比較的賃料が高いであろう山手線の内側でだ。新しいオフィスに入る前はどうしていたのかと尋ねると、創業者の誰かの家のリビングだったり、コワーキングスペースだったり、はたまた喫茶店のルノアールだったり(そう、あの gu…

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

東京の都心で一軒家を借りて、オフィスとして使っているスタートアップをちらほら見かけるようになった。地方や郊外ならまだしも、比較的賃料が高いであろう山手線の内側でだ。新しいオフィスに入る前はどうしていたのかと尋ねると、創業者の誰かの家のリビングだったり、コワーキングスペースだったり、はたまた喫茶店のルノアールだったり(そう、あの gumi もルノアールから始まったのである)。

その一軒家の一部を、代表者や創業メンバーの誰かが住居空間の一部として使うケースもあるだろう。税務署には面積按分で申請すればオフィス占有部を経費で落とせるはずだし、パブリックスペースとプライベートスペースを分けることさえできれば、この上無い職住近接環境の誕生だ。ワークライフバランスをどうするかという課題は残るが、創業まもない独り身の起業家の辞書に、そういう言葉は載っていないのかもしれない。

フィンテック・スタートアップの xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)は最近、恵比寿と広尾の間に一軒家を借りて活動拠点にした。ここにやって来る前は、六本木に住む創業メンバーのリビングを仕事場にしていたというから、文字どおり腰を据えて事業に打ち込める初めての城ということになる。

恵比寿はオフィスエリアとしても人気が高く、十年ほど前に筆者が事業をやっていたとき、この街でオフィスを借りたら、月家賃の坪単価が6万円を下らなかったのを記憶している。オフィスでは10ヶ月程度の敷金を求められることが多いので、事業に使うことができない、もちろん利子もつかない数百万円をディポジットとして大家に預けなくてはいけなくなる。投資家から預かった限りのある虎の子の多くを、みすみすディポジットで遊ばせるのは経営者としては避けたいところだが、住居のオフィス転用であれば敷金が比較的安くて済み、入居にあたってのハードルがグンと下がるという事情もある。

xenodata lab. が開発した ゼノ・フラッシュは、日本の上場株式銘柄に特化して、XBRL解析、PDF表解析、PDFグラフ解析により、各種決算関連資料に書かれた情報を表データに変換、独自アルゴリズムにより表データの中から重要な決算のポイントを特定し、さらに自然言語処理により、資料中の膨大な文章データから、特定あれた数値の背景を抽出する。

日本の上場銘柄3,600社のうち、個人投資家が投資判断の参考にできる決算分析レポートが出されているのは、全銘柄の14%に相当する500社だけに過ぎない。つまり、比較的値動きが激しいため個人投資家が投資対象とする中小型株の大部分の銘柄には決算分析レポートが発行されていないわけだが、ゼノ・フラッシュを使えば、それらについても分析レポートが入手できることになるわけだ。

xenodata lab. は昨年、MUFG FinTech アクセラレータの第1期でグランプリを獲得。今年2月には、シードラウンドで三菱東京 UFJ 銀行、帝国データバンク、カブドットコム証券、三菱 UFJ キャピタルから6,000万円を調達した。

現在、xenodata lab. はオンライン証券会社、窓口リテールの証券会社、証券会社の企業調査部門への営業に注力しており、今後、数ヶ月のうちに証券会社との大きめの協業プロジェクトなどの発表ができるだろうとのこと。同社の創業者で CEO の関洋次郎氏は、将来展望として、決算データの自動分析の範囲を上場株式銘柄から未上場や海外銘柄にまで広げ、50〜100社程度のクライアントを獲得できるようにしたいと語ってくれた。

当面のシステム開発に必要なエンジニア要員は充足しているようだが、同社の事業には、分析アルゴリズムや自然言語処理という専門的な知識が必要になるので、この分野に長けた人材を常に求めているということだった。証券業界に大きなインパクトを与えられるかもしれない事業に興味のある人は、連絡を取ってみるとよいだろう。

閑静な住宅街に佇む xenoHouse
一見、カフェか美容院かとも思えるサインボード
屋上でリラックスする CEO の関氏

xenoHouse rooftop panoramic image
恵比寿を一望できる屋上からの眺め(クリックして拡大)

開発作業に忙しいエンジニアチーム
MUFG アクセラレータの優勝盾は、透明なので撮影が難しい
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉大手町の新拠点から、起業家とのエンゲージメントを積極化する500 Startups Japan

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 今月1日、東京・大手町にグローバルビジネスハブ東京(GBHT)が正式にオープンした。EGG JAPAN、FINOLAB、3×3 Lab Future など多くのコワーキングスペースやイベントスペースがひしめくエリアに、また新たなスタートアップハブがお目見えしたことになる。500 Startups の日本市場向けマイクロファンド「50…

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

今月1日、東京・大手町にグローバルビジネスハブ東京(GBHT)が正式にオープンした。EGG JAPANFINOLAB3×3 Lab Future など多くのコワーキングスペースやイベントスペースがひしめくエリアに、また新たなスタートアップハブがお目見えしたことになる。500 Startups の日本市場向けマイクロファンド「500 Startups Japan」もここ GBHT に拠点を置くことになり、GBHT の売りの一つである公開スペースを活用し、起業家とのオフィスアワーやミートアップなどを頻繁に開催することになるだろう。

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500 Startups Japan が昨年9月にローンチした3,000万ドル規模の第1号ファンドには、ミクシィ、みずほ銀行、Mistletoe、エンジェル投資家の千葉功太郎氏らが LP に名を連ねるほか、先ごろには EGG JAPAN や GBHT の運営母体でもある三菱地所が LP に加わったことが明らかにされた。500 Startups Japan はシリコンバレーにルーツを持つファンドでありつつ、出資者である LP もほとんどが日本企業や日本の投資家で構成される〝和製スタートアップファンド〟としての顔を併せ持つ。

500 Startups Japan は昨秋のファンド組成以降、会議室シェアサービスの「スペイシー」を皮切りに(シードラウンド)、レストラン向け O2O(online-to-offline)サービス「ポケットコンシェルジュ」を運営するポケットメニュー(シリーズAラウンド)、バーチャルリアリティ制作ソフトウェアを開発する DVERSE(シードラウンド)、TECH LAB PAAK 第3期から輩出された MagicPrice を運営する(シードラウンド)に出資していることを明らかにしている。

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500 Startups Japan のパートナーを務める、James Riney 氏と澤山陽平氏によれば、資金面やメンターネットワーク以外に 500 Startups Japan を差別化できる要素として、彼らが投資を実行する際の2つの戦略が上げられる。

一つはタイムマシンビジネス。彼らのポートフォリオの中では、スペイシーやポケットメニューがそれに当たるが、既に同業を営むスタートアップがアメリカの 500 Startups のポートフォリオの中にいて、彼らと何らかの事業シナジーを模索するケースだ。アメリカのスタートアップが日本に進出する際に、日本市場で先行する同業スタートアップと協業・合併・買収をすることもあるだろう。「時間を買う」という考え方である。500 Startups 全体としてみれば、ポートフォリオの複数のスタートアップが力を合わせることで、迅速にワールドワイドで一つのサービスを提供できることになり、バリュエーションを高めることができる。

もう一つは DVERSE がこのケース。技術に特化したスタートアップがエッジの利いた技術を持っている場合、世界でビジネスを展開できる可能性がありつつ、一般的にマーケティングが得意ではないことが多いのだという。世界中のジャーナリストとのネットワークを駆使して、技術特化型スタートアップの世界マーケティングを支援するのも、500 Startups Japan のミッションのひとつのなのだそうだ。

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THE BRIDGE が SD の名前で英語版の運用を開始したときにも述べたことだが、言葉のわからない欧米の投資家の目には、日本のスタートアップ・コミュニティがブラックボックスとして映る。Riney 氏と澤山氏は、日本のスタートアップにより多くの関心を持ってもらい投資活動を呼び込めるよう、世界の投資家に日本での水先案内人を務めることができるのも、シリコンバレーとのパイプを多く持つ 500 Startups Japan の強みにしたい、と語った。

本格的な拠点を構えたということもあり、500 Startups Japan では現在、オフィスアワーやミートアップなどのイベントの切り盛りを含め、スタートアップとのエンゲージメントを深める役割を担う、Marketing & Community Manager のほか、Executive Assistant やインターンなどのポジションで人材を絶賛募集中とのこと。読者の中で、我こそはという人はぜひ応募されたし。

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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉表参道で成長を続けるgrooves——役員2名を迎え、さらなる躍進へ

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 スタートアップが成長する過程では、急速に人員が増え、頻繁にオフィスの移転を余儀無くされることは珍しく無い。以前、この記事にも書いたが、東京のそれぞれの街には、部屋の規模や交通アクセスの特性があり、企業の成長とともに違う街へ引っ越していくのもよくあることだ。 しかし、HRテック事業を営む grooves は、創業からの10年以上にわた…

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

スタートアップが成長する過程では、急速に人員が増え、頻繁にオフィスの移転を余儀無くされることは珍しく無い。以前、この記事にも書いたが、東京のそれぞれの街には、部屋の規模や交通アクセスの特性があり、企業の成長とともに違う街へ引っ越していくのもよくあることだ。

しかし、HRテック事業を営む grooves は、創業からの10年以上にわたり、表参道の周辺でオフィスの移転を続けている。より正確に言えば、東京都港区南青山5丁目という限られたエリアでしか転居したことがないそうだ。今年7月、青山・骨董通りに面したビルに引っ越した grooves の新オフィスに、同社の創業者で CEO の池見幸浩氏を訪ねた。

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池見氏によれば、渋谷や六本木という東京の二大スタートアップ・ハブに加えて、最近、表参道のプレゼンスが徐々に高まっているのだそうだ。以前、THE BRIDGE でもフィンテックハブとしての表参道に、メリービズがオフィスを構えたニュースを紹介している。

表参道では、典型的なオフィススペースの上限の広さが200平米程度なので、手狭になった中堅企業が大手町や新宿などの副都心の高層ビルへと巣立っていくことが多い。彼らは手の込んだ造作のオフィスをそのまま置いていってくれるので、表参道では、スタートアップがそのようなオフィスを居抜きで借りられるチャンスにありつける可能性が比較的高い。居抜きで借りたオフィスを出るときにも、そのまま利用したい次の借り手となるスタートアップがいれば、オーナーから内装の現状復帰を求められなくて済むので、旧テナント・新テナント・オーナー、共に三方良しとなる。

池見氏は grooves の新オフィスの内部を案内しながら、自分たちの背丈には不相応だと謙遜しつつ、長年付き合いのある不動産屋のおかげで、すばらしい造作の〝居抜き物件〟に入居できたのはラッキーだったと話す。

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後列左から:代表の池見幸浩氏、新たに役員としてジョインした栗山実氏、松田明氏、共同創業者の大畑貴文氏、前列センターがプログラマのおおかゆか氏

今年初めには、HR-XML の第一人者である平田謙次氏を迎え、人材領域における人工知能やビッグデータ解析の研究所を設立した grooves だが、先頃新たに、マッキンゼー・アンド・カンパニー出身の栗山実氏と、国内唯一のRubyコミッター兼Ruby on Railsコミッターである松田明氏を取締役として迎え入れた。今後は研究所を中心とした HR サービスの研究開発に加え、エンジニアの転職支援サービス Forkwell やクラウドリクルーティング・サービスのクラウドエージェントを事業拡大させる考えだ。

池見氏は今年から「表参道スタートアップハブ化計画」を始動。アップルストア表参道で開催するイベントなどを通じて、このエリアに多くの起業家やスタートアップを集めたい考えだ。渋谷や六本木のようなカオスな面持ちを持った街並みとは違った、新たなスタートアップハブの発展を楽しみにしたい。

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お客さんとの打ち合わせスペースには、書籍がずらり。
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ワーキングスペースは、キュービクル仕様。
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打ち合わせに気合の入るエンジニアの皆さん。壁には、ユーザから声が付箋で貼られていた。
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照れ笑いしながら「なんと、僕用の部屋まであるんですよ」と池見氏が見せてくれた社長室。骨董通りごしに、渋谷や恵比寿が見渡せる。これも居抜き物件ならではの特典。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉渋谷の真ん中に生まれたエンジニアのための極上空間「dots.(ドッツ)」(ビデオインタビュー)

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 常に新しいトレンドが生まれる渋谷の街というのは意外に古く、一本路地に入れば、築数十年以上の古い雑居ビルが所狭しとひしめき合っている。ビットバレーの中心地である渋谷で産声をあげたスタートアップの多くが、会社の成長と共に、恵比寿や代々木など隣接する街に移転してゆく背景には、そんな渋谷ならではのオフィス事情も影響しているようだ。 渋谷には…

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

常に新しいトレンドが生まれる渋谷の街というのは意外に古く、一本路地に入れば、築数十年以上の古い雑居ビルが所狭しとひしめき合っている。ビットバレーの中心地である渋谷で産声をあげたスタートアップの多くが、会社の成長と共に、恵比寿や代々木など隣接する街に移転してゆく背景には、そんな渋谷ならではのオフィス事情も影響しているようだ。

渋谷にはコワーキング・スペースやミーティング・スペースも少なくないが、収容人数の大きな場所を見つけるのは難しい。少々大きめのイベントを開催するなら、大企業の会議室を拝借することもできるだろうが、その多くは、管理の行き届いた近代的なオフィスビルに入居しているので、外来者の自由な入退館は難しいというデメリットもある。

今月1日、渋谷のファイヤー通りと公園通りの交差点近くにオープンしたイベント&コミュニティスペース「dots.(ドッツ)」を訪れると、まず驚くのはその広さと見通しの良さだ。126平米という広さにもかかわらず、フロアには視界を遮る柱が見当たらない。新しい工法で建てられたビルに特徴的な無柱空間というヤツだ。着席ベースで200〜250名程度が収容でき、講義の際には、最後列の人でさえ講師と直接アイコンタクトすることができるだろう。

dots. のプロデューサーを務める鳴釜優子氏に、この場所を作った理由を聞くことができた。

エンジニアのためのイベント情報サービス dots. を立ち上げてから、1年以上にわたって、月に2〜4本程度、イベントをやってきた。企業のセミナールームを借りて運営してきたが、借りるための交渉に始まり、設営・片付け・入場者のセキュリティ管理など、何かと大変だった。そこで、自分でイベントスペースを作ることにした。

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dots. はコワーキング・スペースとしての機能に加え、平日夜や週末にはエンジニア向けのハンズオンによる勉強会も数多く開かれており、大画面のスクリーンが多数設置されているので、参加者はフロアのどこにいても、講師が説明するコードを見ながら自ら作業もできるように設計されている。

経験的に、エンジニアの勉強会をやる会場を選ぶ上で、最低でも150人は入れないと困るのだが、dots. では200人以上が入れる。さらに、dots. の特徴としては、勉強会をするイベント・スペースとコワーキングのスペースがつながっているので、例えば、事前に勉強会に申し込んでまで参加する気にはならないが、dots. でコワーキングしている人が、隣でやっている勉強会に興味を持って、飛び込みでカジュアルに勉強会に参加する、ということが可能になる。

ここから、良質なインプットとアウトプットが繰り返されていくようにしたい。

鳴釜氏や、コミュニティ・マネージャーを務める小沢宏美氏らが、1年以上にわたってイベントを運営してきた中で得たネットワークやノウハウ蓄積をもとに、さまざまなイベントをシリーズ化して提供する試みも始められている。有名企業の CTO と食事・対談しながら話が聞ける「CTOランチ会」、iOS・HTML5・ビッグデータ・アンドロイドなど各技術分野のトップランナーがティップスを共有する「Allstars」などだ。

他人事ながら渋谷の一等地に贅沢な空間を作る以上、dots. の商売の皮算用も気になるところだが、500円/時か2,500円/日で使えるコワーキング・スペースとしての機能以外に、メディアとしての機能を持つ dots. との連携により、企業の人材採用、IT企業のブランディングを意図したセミナー、ITベンダーの営業拡販のための展示会開催、さらにスポンサー企業の動画掲出やタイアップ商品の陳列などで、ブレイクイーブンにたどり着くのを目指すとのこと。

ちなみに、8月末まではキャンペーン期間中のため、コワーキング・スペースの利用料は無料となっている。渋谷にお立ち寄りの際はぜひ。

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コワーキング・スペースで自由に作業する人々。奥では、コンテナ型仮想化技術「Docker」のハンズオン勉強会が行われていた。
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さまざまな種類のコーヒーが100円で飲める。
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受付にはオリジナル・グッズも充実。
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入口横には、今月のイベント・スケジュールが書かれている。キレイな字だと思ったら、プロデューサー鳴釜氏の母上の直筆だとか。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉Fintechが集まる新ハブ、表参道にオフィスを構えたメリービズ

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本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 記帳代行サービスを提供するメリービズは、今年9月に東京・表参道にオフィスを開設した。2011年の会社設立から3年間、その多くを東京タワーの麓にあるコーワーキング・スペース「0→1 Booster」を拠点に活動してきた彼らだが、今年5月の三井住友海上キャピタルからの資金調達を契機に、ビジネスを一気に加速しようとしている。 新オフィスに…

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

記帳代行サービスを提供するメリービズは、今年9月に東京・表参道にオフィスを開設した。2011年の会社設立から3年間、その多くを東京タワーの麓にあるコーワーキング・スペース「0→1 Booster」を拠点に活動してきた彼らだが、今年5月の三井住友海上キャピタルからの資金調達を契機に、ビジネスを一気に加速しようとしている。

新オフィスにメリービズの創業者兼CEO工藤博樹氏を訪ね、このタイミングでオフィスを開設した理由、今後の展開などについて話を聞いてみた。

0→1 Booster で、他のスタートアップとオープン・ディスカッションしてきたのはよい経験だった。しかし、プロダクトのコンセプトもだいぶ固まってきたので、次のステージへ行こうと考えた。プライバシーマークなどの取得を準備する必要からも、独立したオフィスを開設しようということになった。

一つの大きな契機となったのは、ファイナンスが得られたこと。我々のサービスのユニーク性は、そんなにものすごく突出したものではないから、エグゼキューションにはスピードが必要。そのためには、ファイナンスが不可欠だった。(工藤氏)

工藤氏は数年にわたって資金調達に向けた活動を続けていたが、投資家から好意的な回答を得るのは簡単なことではなかった。そんな中、サイバーエージェント・ベンチャーズ林口哲也氏ベンチャーユナイテッド丸山聡氏、トライアムパートナーズの大塚悦時氏、東京で活躍するオーストラリア人実業家 Terrie Lloyd 氏らがアドバイス、それに基づいて工藤氏はビジネスプランをブラッシュアップを重ねた結果、今年5月の資金調達を成功させた。

調達資金を使って、メリービズは今年7月、同社初となるウェブ・インターフェースを開発した。先日、会計プラットフォームの Freeeバックオフィス全般のソリューション展開を発表したが、メリービズでは Freee などとは全く異なるアプローチを展望しているのだそうだ。

メリービズは〝士業の代替〟を目指していない。あくまで事務作業に徹して、士業の専門家にはアドバイスに注力してもらえる環境を提供したい。ユーザには、(ワンストップ・サービスを提供というより)メリービズの便利な部分だけ使ってもらえばいいと思っているので、MoneyForward のような家計簿サービスや、派遣型スキャン代行サービスのスキャンマンなどとも積極的に連携している。(工藤氏)

一般的にテック・スタートアップは、提供するサービスがデジタルであることから、顧客獲得においてもデジタルなマーケティング手法に依存しがちだ。しかし、工藤氏はその方法には限界があると考えており、士業の専門家などとはうまく補完関係を築こうとしているようだ。若手の税理士らは、メリービズにとっての顧客獲得における想定提携先の一つと位置づけられるが、そんな税理士らをとりまく事情について、メリービズは今日、興味深いレポートを発表している

記帳代行の分野には TaxHouse というサービスを展開するエフアンドエム(JASDAQ:4771)などの大手競合が存在するが、工藤氏は、テクノロジーを駆使することで、メリービズがトッププレーヤーになれる可能性を確信している。また、コミュニティの大きさを考えた時、相対的に日本に Fintech のスタートアップが少ないと感じた工藤氏は、東京にも Fintech コミュニティの盛り上がりが必要と考え、情報交換や人材交流を目的とした Fintech Meet-up の開催を始めた。今月26日に2回目を開催するようなので、興味がある人は参加してみるとよいだろう。

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エンジニアは現在2名、システム開発を加速させるべく、メリービズでは、共に働く仲間を求めている。

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メリービズのオフィスから。住居地区であるため高い建物が少なく、新宿のスカイラインの眺めがすばらしい。
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オフィスを出ると、目の前は青山通り。Square も PayPal も、日本の拠点を表参道に置いていることを考えると、この地域は Fintech スタートアップの新たなハブになるかもしれない。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉正式ローンチを目前に控え、プロトタイピング・ツール「Prott」の開発に勤しむGoodpatch

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 UI/UX 改善のソリューション提供を専業とする Goodpatch を以前取材したのは、昨年12月のことだ。同社はその頃、デジタルガレージ(東証:4819)の投資子会社 DG Incubation から1億円を資金調達した。 当時、Goodpatch…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

UI/UX 改善のソリューション提供を専業とする Goodpatch を以前取材したのは、昨年12月のことだ。同社はその頃、デジタルガレージ(東証:4819)の投資子会社 DG Incubation から1億円を資金調達した。

当時、Goodpatch のオフィスは秋葉原の近くにあったが、東京に集まるスタートアップ・ハブの一つである渋谷にオフィスを移転してから、2ヶ月あまりが経過した。

オフィスを訪れてみると、CEO の土屋尚史氏に加えて、見覚えのある顔がオフィスの奥から近づいて来た。Boris Friedrich Milkowski 氏だ。Milkowski 氏はドイツ出身で、Goodpatch に入る前、彼は慶応大学メディアデザイン研究科(KMD)に在籍していた。その頃、筆者は、彼と彼の友人のの学生らから、日本のアプリの UI/UX や、日本のスタートアップ・シーンに対する所見について、質問インタビューを受けたことがある。Goodpatch のグローバル展開を念頭に、彼はビジネス開発担当として今年チームに加わった。

Goodpatch は、ラピッド・プロトタイピング・ツール「Prott」のベータ版を今年3月にローンチしており、チームメンバーは現在、近日予定されている正式ローンチと iOS アプリ版のリリースに向けて、開発作業最後の追い込みに精を出している。

日本ではプロトタイピングをする文化がまだ薄いが、海外では開発に着手する前にプロトタイピングすることが多い。同業他社と共に、プロトタイピングの必要性を業界全体に啓蒙していきたい。
プロトタイピング・ツールを使えば、コードを知らないプランナーやデザイナーであっても、簡単にモックアップが作れる。

既存のグラフィック・ツールはモバイルデザインとなると機能しないことが多いので、ドローイング機能とか、いろいろ機能を追加していくことで、例えば、Adobe Photoshop が持っている機能を〝食う〟こともできるだろう。(土屋氏)

土屋氏が言う「ドローイング機能」は、今後の Prott のバージョンアップの中でサポートされる予定で、同社は今後の長いロードマップの中で、作成したプロトタイプを Prott の外へエクスポートできるような機能の実装も検討している。Prott は日本で開発されたアプリなので、日本語に対応していることは特徴の一つだが、実のところ、ユーザの7割は海外からのアクセスだ。正式ローンチと本格的なグローバル展開が待ち遠しい。

そんな Goodpatch が標榜するのは、シリコンバレーによく見受けられるようなオフィスの雰囲気づくりであり、オフィスの移転や内装には相当な金額を投じたようだが、「それで優秀な人が集まってくれれば安いもの」(土屋氏)だそうだ。

別のルートから入手した情報では、昨年も開催された、フィンランドのスタートアップ・カンファレンス Slush の東京版「Slush Tokyo(または Startup Sauna Tokyo)」が、今年は10月3日に Goodpatch のオフィスで開催されるらしい。このようなイベントを通じて、彼らは東京のスタートアップ・コミュニティに貢献するとともに、国際色溢れる環境やマインドセットを我々にもたらしてくれるだろう。

Goodpatch には現在32人の社員が居て、うち7人が Prott の開発に従事している。シリコンバレーのプロトタイピング・ツール「POP」も日本市場への本格参入を表明するなど、この分野はホットになりつつある。Prott やそれ以外の UI/UX プロジェクトの拡大のため、広く人材を募集しているということなので、この素晴らしいオフィスで仕事をしてみたい人は、Goodpatch に連絡を取ってみるとよいだろう。

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エレベータを出ると、そこは Goodpatch だった。
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玄関には、移転祝の蘭がたくさん。
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良席はリラックマがリザーブ。
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立ったまま仕事をするスタイルは、ぜひ腰痛持ちの筆者も参考にしたい。
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開放感あふれるミーティング・ルーム。
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いつの日からか、日本のスタートアップのオフィスには、必ず卓球台が置かれるようになった。
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休憩スペースの一角は、夜に訪れると、シャレたバーと見間違うようなライティング。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉名刺管理のSansanが新オフィスに移転、「どこでもスキャン計画」でユーザの利便性を向上

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 多くの読者は、我々がこれまでに Sansan のことについて、何度も取り上げたのを覚えているだろう。2007年のローンチ以降、同社は企業向けに Sansan(旧称:Link Knowledge)、個人向けに Eight など、名刺による連絡先管理ソリュ…

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

多くの読者は、我々がこれまでに Sansan のことについて、何度も取り上げたのを覚えているだろう。2007年のローンチ以降、同社は企業向けに Sansan(旧称:Link Knowledge)、個人向けに Eight など、名刺による連絡先管理ソリューションを提供してきた。

最近、筆者は自分のモバイルにインストールされた Eight のアプリから、Sansan で働く社員の人たちのプロフィールが変更になったと、複数の告知を受け取った。Sansan のオフィスが移転したからだ。新オフィスは、多くのファッション・ブランドが拠点を構える、東京の渋谷と表参道の中間にある。社員のみならず、ローカル・コミュニティの人々も利用可能な居心地のよいスペースを備えており、街が一望でき、面白い樹木や植物が置かれている。

同社がオフィスを移転した最大の理由の一つは、チームの人員が急激に増えたことだ。Sansan のソリューションを使うクライアントの数は、昨年6月の1,000社から12月には1,500社にまで増えた。個人向けのフリーミアム・サービスである Eight は、これまでに60万人のユーザを集めている。同社はメールの一斉配信や、他のアプリで使うためにプロフィールをエクスポートできる、プレミアム機能を追加できるだろう。

Eight のユーザが新しいコンタクトの名刺をスキャンしやすいように、Sansan はビジネスソリューションの提供会社と共同で、新サービス「どこでもスキャン計画」を開始すると発表した。東京にあるコワーキング・スペース10カ所と協業し、起業家や中小企業経営者が設置されたスキャナを使って、Eight にコンタクトのプロフィールを登録できるというものだ。印刷店舗などでも似たようなサービスを展開する予定だ。

Sansan は北米市場でのプロモーションを強化しており、日本以外の地域でもこのソリューションが受け入れられるかどうか、興味深く見守りたい。

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Eight のチーム
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受付では、デジタルボードを使って、アポ先の社員を呼び出せる。
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ふかふかのソファで、社員は疲れたときリラックスできる。
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売上達成時など、社内に重要な通達事項がある場合には、このドラが鳴らされる。
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Sansan と Eight 用のスキャナ。
Eight のマーケティング担当ディレクターを務める、千住洋氏。
Eight のマーケティング担当ディレクターを務める、千住洋氏。
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同社のオフィス移転を祝って、有名起業家や投資家からたくさんの花が届いていた。
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〈東京スタートアップ・オフィスツアー〉カスタマーサポート・プラットフォームのZendeskが東京支店を開設

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※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。 本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。 オンライン・カスタマーサポート・プラットフォームの Zendesk が、3月に日本に進出したのを取り上げたのを、覚えている読者もいるだろう。同社は2007年にコペンハーゲンで設立され、ビジネスを世界展開すべく本社をサンフランシスコに移した。ここ東京にも…

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ローンチ・パーティー当日は、Zendesk CEO Mikkel Svane 氏(左)と國村寛氏が鏡開きした。

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

本稿は、「東京スタートアップ・オフィスツアー」シリーズの一部だ。

オンライン・カスタマーサポート・プラットフォームの Zendesk が、3月に日本に進出したのを取り上げたのを、覚えている読者もいるだろう。同社は2007年にコペンハーゲンで設立され、ビジネスを世界展開すべく本社をサンフランシスコに移した。ここ東京にも支店を開設し、最近そのローンチ・パーティーが催された。東京のスタートアップ・コミュニティから、多くの顧客も招かれていた。同社にとって東京の支店は、ロンドン、メルボルン、コペンハーゲン、ダブリンに続いて、5番目の開設となる。

京都で開催された Infinity Venture Summit からの帰路、CEO の Mikkel Svane もパーティーに参加していた。Mikkel とカントリーマネージャーの國村寛氏は、日本酒をゲストにふるまうべく鏡開きした。神社の祭りでよく見られる屋台も呼ばれ、焼きそばや肉おにぎりなどを皆がオーダーしていた。

東京支店は、100平米以上はあろうかという大きなオフィスにもかかわらず、まだ3人しか人が居ないのは不思議に思えた。しかし、同社のマーケティングマネージャー柳澤晶子氏は、日本の顧客により充実したサービスを提供すべく、人材を募集する予定だと教えてくれた。そう遠くない将来、このオフィスは人でいっぱいになることだろう。しばらくは、日本と時差の少ないメルボルンのスタッフ達が、日本の顧客を支援するようだ。

Zendesk の東京オフィスは、飲み屋の多い通りに面している。夕方に彼らを訪問すれば、近くで飲みながらおしゃべりするのに、困らないエリアである。

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オフィス玄関から。既にネットワーキングを始めている人も居るようだ。
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花束と折りたたみ袋。
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「Kick ass」のサインに親指を立てているのは誰だろう? この人だ。
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屋台で注文をする Mikkel。
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チームメンバーの一人が、誕生日を祝ってもらっていた。
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