現在、xenodata lab. はオンライン証券会社、窓口リテールの証券会社、証券会社の企業調査部門への営業に注力しており、今後、数ヶ月のうちに証券会社との大きめの協業プロジェクトなどの発表ができるだろうとのこと。同社の創業者で CEO の関洋次郎氏は、将来展望として、決算データの自動分析の範囲を上場株式銘柄から未上場や海外銘柄にまで広げ、50〜100社程度のクライアントを獲得できるようにしたいと語ってくれた。
もう一つは DVERSE がこのケース。技術に特化したスタートアップがエッジの利いた技術を持っている場合、世界でビジネスを展開できる可能性がありつつ、一般的にマーケティングが得意ではないことが多いのだという。世界中のジャーナリストとのネットワークを駆使して、技術特化型スタートアップの世界マーケティングを支援するのも、500 Startups Japan のミッションのひとつのなのだそうだ。
THE BRIDGE が SD の名前で英語版の運用を開始したときにも述べたことだが、言葉のわからない欧米の投資家の目には、日本のスタートアップ・コミュニティがブラックボックスとして映る。Riney 氏と澤山氏は、日本のスタートアップにより多くの関心を持ってもらい投資活動を呼び込めるよう、世界の投資家に日本での水先案内人を務めることができるのも、シリコンバレーとのパイプを多く持つ 500 Startups Japan の強みにしたい、と語った。
本格的な拠点を構えたということもあり、500 Startups Japan では現在、オフィスアワーやミートアップなどのイベントの切り盛りを含め、スタートアップとのエンゲージメントを深める役割を担う、Marketing & Community Manager のほか、Executive Assistant やインターンなどのポジションで人材を絶賛募集中とのこと。読者の中で、我こそはという人はぜひ応募されたし。