2018年上半期スマートスピーカー出荷台数は1680万台で187%成長ーー教育機関に拡大するAmazon、支援プログラムを14の大学に提供

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black amazon echo on table
Photo by Fabian Hurnaus on Pexels.com

ピックアップ:Amazon’s Alexa Fund Fellowship adds 14 more universities via VentureBeat

ニュースサマリ:AmazonはAlexa Fund Fellowshipの提供範囲をMIT(マサチューセッツ工科大学)、ケンブリッジ大学、ダートマス大学など14の大学に拡大したことを発表した。参加する教育機関は、音声技術の新たなアプリケーション、会話型AIの開発推進、会話体験の作り方などを教育するための資金支援が得られる。

話題のポイント:音声コントロールの入り口、AlexaとAmazon Echo(dot)については、大学などの教育機関への導入や連携が強化されているようです。例えばセントルイス大学には校内に2300台のEcho dotが配置されるそうで、例えば図書館の利用時間など大学に関する情報がカスタマイズされて提供されます。

教育機関で利用を促進させることで、新しいイノベーションの可能性を模索するのが狙いにあるのでしょう。

新たに追加されるAlexa Graduate Fellowshipは、音声認識やテキスト音声変換に関連する機械学習など、ボイスコンピューティングに不可欠な課題に取り組む博士課程学生や博士後期課程の学生向けプログラムだそうです。またもうひとつのAlexa Innovation Fellowshipは、大学キャンパスにおける起業家センターの推進を実施します。

世界のスマートスピーカー市場はこちらのレポートによると、2018年Q2累計で1680万台出荷、前年度比で187%成長を続ける成長市場です。

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