Golden Gate Ventures、新たな仮想通貨ファンド「LuneX Ventures」をローンチ

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LuneX Ventures ファウンディングパートナー Kenrick Drijkoningen 氏
Image Credit: LuneX Ventures

ベンチャーキャピタル企業 Golden Gate Ventures(GGV)は本日(8月10日)、世界的なブロックチェーン投資向けの資金に特化したファンド「LuneX Ventures」をローンチすると発表した。

同社で以前、グロース部門ヘッドを務めていた Kenrick Drijkoningen 氏と GGV との協力でこのファンドが生まれた。Drijkoningen 氏はファウンディングパートナーとして LuneX Ventures を率いる。

今日(8月10日)の発表では、ブロックチェーンのポッドキャスト「Decrypt Asia」を主宰している Tushar Aggarwal 氏が常勤のアソシエイトに指名されたことも明らかにされた。

Drijkoningen 氏は e27にメールで次のように伝えてくれた。

ファンド規模の目標は1,000万米ドルです。最終的なクローズは今年中に行われる予定です。当社にはすぐにも可能な5~10の投資案件という強力なパイプがありますし、すでにシンガポールを拠点とする Sparrow Exchange に最初のコミットメントをしています。

報道発表の中で仮想通貨とブロックチェーンに注力するとした LuneX Ventures は、グロース企業を支援することで GGV の強みを発揮していくことを明らかにした。

新たな仮想エコシステムの成長を目指してサービスを作り上げている世界中の企業に対し、投資していくことになる。

好ましい特性としては、スケーラブルなインフラ、インターオペラビリティ、さらにはカストディやセキュリティといった問題への実践的なソリューション、次なるアドプションの波をもたらす企業サービスなどがあります。(GGV)

当社では、ブロックチェーンを基盤技術とみており、ディスラプティブな潜在能力という意味ではインターネットと同等もしくはそれを超える可能性があると考えています。この業界のバリュエーションは現在、リーズナブルな水準に下がっており、パイオニアからアーリーアダプターに移行しつつあります。つまり、投資を始める好機なのです。(Drijkoningen 氏)

ブロックチェーンスタートアップの設立者らは資本以外にも、アクセスや専門知識を提供してくれる専用ファンドを求めており、これは旧来の VC ファンドが「提供するのに苦労している」という。

いま、既存の投資家はこの新たな資産クラスにアクセスするのに苦心しています。法務、カストディ、銀行業務、税金、その他克服しなくてはならない業務上の障害などがあります。LuneX Ventures は、当初からこうした問題に対処できるよう立ち上げられました。信頼のおける投資家へのアクセスを提供しつつ、ファンドが基準に完全に準拠できるよう、私たちは一歩先を行っているのです。当社はマンデートにより、有望なスタートアップのトークンへの投資が可能になっています。当社の関心事が設立者たちの関心事と一致していることが私たちにとって重要なのです。最終的には、それで果実を得ることになります。(Drijkoningen 氏)

GGV のポートフォリオ企業は ICO により3,500万米ドル「超」を調達した。他のポートフォリオ企業もこれに続く可能性があるという。

【via e27】 @E27co

【原文】

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