中小企業向けのビジネスに留まらず、Wallex は複数の e コマースやオンラインプラットフォーム(同社の FX API 経由)と連携している。連携されたプラットフォームは、FX のリスクを減少させた上で、東南アジア地域の顧客に MCP(マルチ・カレンシー・プライシング)を提供できるようになる。顧客が決済する際に使われる通貨に基づき、Wallex は一定率で手数料を徴収している。
同社の他通貨ウォレットは現在、インドネシアルピアやタイバーツなど30以上の通貨をカバーしている。
共同設立者で COO の木我寛之氏は、以下のように語っている。
世界がよりグローバル化しつつある中、特に東南アジアにおいて FX 管理の必要性が増してきています。同地域のビジネス収益は、FX のボラティリティによって左右されやすいのです。弊社は中小企業の皆様、そしてより深い技術統合を求める次世代の企業の皆様を対象に、テックベースのソリューションを提供します。
これこそが全世界で乳癌に起因する50万件の死の理由の1つであり、その90%は転移によるものと見られている。だがサンディエゴ海軍医療センターの研究者、および Google 内で人工知能(AI)研究に専念している部門 Google AI の研究者は、自動でリンパ節生検の評価を行う癌検知アルゴリズムを備えた将来有望なソリューションを開発している。
Lymph Node Assistant(リンパ節アシスタント)または LYNA と呼ばれるこの AI システムは、『The American Journal of Surgical Pathology』で公表された「Artificial Intelligence-Based Breast Cancer Nodal Metastasis Detection(人工知能に基づいた乳癌の節転移検知)」というタイトルの論文で説明されている。試験では検出精度の尺度である ROC 曲線下面積(AUC)で99%を達成した。これは人間の病理医を超えるものである。最近の評価によると、人間の病理医は時間的制約がある場合、個々の顕微鏡画像では小さな転移を62%の確率で見逃すとされている。
研究者は LYNA を Cancer Metastases in Lymph Nodes(リンパ節における癌転移)2016年チャレンジデータセット(Camelyon16)に適用した。これはラドバウド大学医療センター(オランダ、ナイメーヘン)と大学医療センターユトレヒト(オランダ、ユトレヒト)が提供した、リンパ節分野の399枚のスライドガラス標本全体のコレクション、ならびに、20人の患者の108枚の画像である。LYNA はこれらの顕微鏡画像のうち270枚に照準を合わせ(正常160枚、腫瘍110枚)、129枚と108枚の顕微鏡画像からなる2つの評価セットはパフォーマンスの評価に用いられた。
LYNA も完璧ではない。時には大きな細胞や初期の癌、そして組織球として知られる骨髄由来の白血球を誤認することもある。だが同じ顕微鏡画像を見極めるという仕事では、病理医より優れたパフォーマンスを発揮することができる。そして Google AI と、Google の親会社 Alphabet の生命科学を扱う子会社 Verily が発表した2つ目の論文では、このモデルはリンパ節における転移の検知にかかる時間が、有資格者の病理医6名のチームに比べて半分であった。
Google は AI ヘルスケアのアプリケーションに幅広く投資してきた。今春、マウンテンビューの同社 Medical Brain チームは、再入院の見込みを予測することができる AI システムを作り上げたこと、そして6月に90%の確率で死亡率を予測するために2つの病院で使用したことを明らかにした。そして2月には、Google と Verily の研究者は機械学習ネットワークを作り上げた。これは1人の人間の年齢や血圧を含む基本的な情報、そして心臓発作のような重大な心臓事象が起きるリスクがあるかどうかを正確に予測することができるものである。
ロンドンに拠点を置く Google の AI 研究部門 DeepMind は、健康に関連した複数の AI プロジェクトに関わっている。アメリカ合衆国退役軍人省で行われている、入院中の患者の容体が悪化する時期を予測しようとする試みもその1つだ。以前は失明の初期症状を探ることができるアルゴリズム開発のために、同研究所はイギリス国民保険サービスと協力していた。また、今年行われた Medical Image Computing & Computer Assisted Intervention のカンファレンスで公表された論文では、DeepMind の研究者は CT スキャンの分割で「人間に近いパフォーマンス」を発揮する能力がある AI システムを開発したとしている。
同社の製品は2,500以上の仮想通貨をサポートしており、大手取引所17社とは自動的にデータを同期することができる。CoinTracker は以前にも150万米ドルを調達している。この投資は Coinbase の最初のシードインベスターである Initialized Capital がリードし、他にも Protocol Labs の CEO である Juan Benet 氏などの投資家が参加している。