ドレミングアジア、デジタルウォレットで給与が受け取れるサービスをベトナムで開始

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Viviet
Image credit: Doreming Asia

ドレミングアジアは、会社が月の給与の締め日を迎えていなくても、リアルタイムでその時点までの労働者の給料を計算できるペイロールのしくみを開発している。同社は先週から、ベトナム国内でリエンベト郵便銀行が提供するデジタルウォレットアプリ「ViViet(ビベト)」上で給与支払サービスを開始したことを明らかにした。ドレミングアジアが提供する日額給与計算の算出機能により、従業員は日額での給与のみならず月次給与の支払・受取も可能となる。

発展途上国では金融サービスが充実しておらず、信用度の低い低所得者がローンでお金を借りる場合、貸し倒れ率が高くなる関係上、年利が100%、300%、なかには、1,600%など高利なサービスに選択肢が限られる。ドレミングアジアでは、月の給与の締め日を迎えていなくても、労働者が日額で給料を受け取れるようにすることで、不必要な借り入れを防ぎ健全な家計管理を支援する。

ドレミングアジアは2017年9月、リエンベト郵便銀行、三井情報と覚書に調印。2017年9月から12月に渡り、ドレミングのフィンテックサービス「Doreming」の実証実験をベトナム国内で実施した。本サービス開始に向け2018年5月に基本契約を締結し、今回の本サービスの開始に至った。ベトナムでは今日、旧正月(テト)の元日を迎えており、1月29日から2月12日がテト休暇に設定されている。物入りとなる旧正月を前に本サービスの開始に漕ぎ着けた格好だ。

via Doreming Asia

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