キッズラインの65歳以上シニア・ベビーシッター層が1年で3割拡大ーー70代平均時給は1600円以上に

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ニュースサマリ:ベビーシッターと家事代行サービスを提供する「キッズライン」は8月29日、同社に登録する65歳以上のシニア層のベビーシッター数が1年で3割増加したことを公表している。

2018年8月から2019年7月の登録集計結果で、70代のシッターで月に37万円の売上をあげる人が出てくるなど、経験豊富な人であれば年齢にかかわらず活躍ができる状況が生まれているという。キッズラインの70代平均時給は1636円と全国平均の1107円を上回る。

現在のキッズライン登録者数は全国で4000名。今年10月より施行される幼保無償化でもベビーシッター業務が正式に認定されるなど追い風もあり、総依頼件数は70万件を突破している。

話題のポイント:今年5月に1万人のベビーシッターを募集するキャンペーンを打ち出したキッズラインですが、シニア層の活躍が目立ってきているそうです。同社に確認したところ、利用者であるお母さんの紹介や知り合いの口コミが広がりつつあるというお話でした。

筆者は都内の子育て世代で、まさにメインターゲット層なのですが、同時に年齢を重ねる両親のことも気がかりになる時期に入っています。昭和世代であれば分かると思いますが、旧来こういう子育て&両親の対応(場合によって介護など)という課題は家族間で解決すべき問題でした。一方、首都圏中心に核家族化が進んだ今、別の解決方法を持たなければ全く身動きが取れないのも事実です。

少子高齢化、働き方改革、老後資金問題、都内に関しては待機児童問題など、社会保障だけでは全てまかないきれない課題が山盛りになる今だからこそ、テクノロジーやシェア経済がその解決の一端を担う絶好のタイミングにきているのではないかなと感じる話題でした。

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