ユーザ1.5億人を擁するポーランドのBrainly、Naspersのリードで3,000万米ドルを調達——ソーシャルラーニングプラットフォームで米国進出へ

SHARE:
Brainly CEO Michal Borkowski 氏
Brainly

ピアツーピア(P2P)ソーシャルラーニングプラットフォームの Brainly は、南アフリカのインターネットおよびメディアの大手企業である Naspers がリードするラウンドで3,000万米ドルを調達した。Runa Capital と Manta Ray もこのラウンドに参加した。

2009年にポーランドのクラクフで設立された Brainly は中高生をターゲットとし、教室外で互いにつながり合い、理科や数学、歴史といった科目を含む幅広いトピックについて協力し、質問できるようにしている。

Brainly
Image credit: Brainly

Brainly は3段階のモデレーションを提供している。最初の段階はアルゴリズムベースのものであり、投稿する前でも自動で答えをチェックすることができると同社は述べている。これこそが Brainly がプラットフォームを拡大させている方法だが、アルゴリズムは100%頼りになるというわけではないため、2段階目のコミュニティのモデレーションでユーザは疑わしい答えに印を付けることができる。3段階目で提供される「認証済みの回答」は、(教師や大学生も含まれる)専門的なモデレーターが回答を監督している。

Brainly は無料で使用することができ、現在のところ広告収入で賄われている。広告を除去したり、高速な応答時間や認証済み回答といった追加機能を利用できるようになるプレミアムサブスクリプションは、どの支払いサイクルを選ぶかによっても変わるが、月に2~5米ドルかかる。

Brainly を利用している様子
Image credit: Brainly

2017年のシリーズ B ラウンドの1,400万米ドルを含め、Brainly は以前にも3,850万米ドルを調達していたが、今回の3,000万米ドルを加えて、同社はアメリカにおける成長に大きく賭ける予定。

実際、Brainly は5年前にアメリカに進出している。ニューヨークにアメリカ本社を開き、同社にとってアメリカ市場はトップ10に入るものとなっている。

Brainly の共同設立者兼 CEO の Michał Borkowski 氏はこう指摘する。

学生は誰でも学校の勉強で悩むものです。ですが、学生がこれほど広範囲に互いにアクセスし、学び合える機会はこれまでありませんでした。弊社の目的は、このアクセスをアメリカの学生7,600万人全員に届け、そしてさらに、成功のためのリソースとツールを与え、共同学習のやる気を起こさせることです。今回の資金でそれができるようになります。

近年エドテック企業は大量の資金を調達している。ちょうど昨日(7月24日)も、VentureBeat は子ども向けの教育用拡張現実(AR)体験を作るために700万米ドルを調達した PlayShifu について伝えた。その他にも、Coursera は最近1億300万米ドルを確保して評価額が10億米ドルを超え、また Make School は卒業生の収入が6万米ドルを超えた場合にのみ授業料を請求する「成功報酬型」大学のために1,500万米ドルを調達した

Brainly が提案していることは当然別のものであり、子どもの日々の学校における学習を補うものとしてデザインされている。当初は地元の学生の学習グループをオンラインで再構築するものとして開発されたが、過去10年間で同社は世界中の35の市場に進出した。また今年1億5,000万人のマンスリーユーザというマイルストーンも成し遂げ、前年から5,000万人アップした。

Naspers Ventures の CEO である Larry Illg 氏はこう付け加えた。

Brainly の過去10年間の成長、特にアメリカと成長中の市場であるインド、インドネシア、トルコ、ブラジルにおける成長には感銘を受けています。Naspers は教育のような大きな社会的ニーズを解決しようとする企業を支援します。世界的な規模に達するという究極的な目標を成し遂げ、企業のビジョンを実現させるお手伝いをします。

【via VentureBeat】 @VentureBeat

【原文】

----------[AD]----------