開発者に人気のDapps開発ツール「Alchemy」が1,500万ドルを調達

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Image Credit :Alchemy

ピックアップAlchemy is secretly fixing blockchain’s node nightmare

ニュースサマリー:12月17日、ブロックチェーンアプリ開発におけるインフラストラクチャーを提供するサンフランシスコ拠点のスタートアップ「Alchemy」が、CoinbaseやPantera Capital、スタンフォード大学などから計1,500万ドルの資金調達を実施した。

同社は2017年に設立された企業。パブリック・ブロックチェーン上で独自アプリケーションを構築する企業に対し、APIを通じた開発インフラストラクチャーやデベロッパー・ツール、アナリティクス・ツールの提供を行なっている。

話題のポイント:Alchemyのサービスは、ブロックチェーン開発者らに非常に人気で、同社によれば現時点で、分散型取引所プロトコル「0x Protocol」や予測市場プロトコル「Augur」、”デジタル猫”の育成・取引アプリ「クリプトキティズ」などを含む数十以上のプロジェクトによって利用されています。

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Image Credit :Alchemy

上記の顧客リストを見る限り、Ethereum上のアプリケーションやプロトコルがほとんどであることが分かります。実際、以下画像を見ると、現在対応しているのは、EtheruemとBitcoin、Litcoin上のエンタープライズ向けサービスのみです。

ただ、今後はFcabookの「Libra」や、Ethereum共同創業者ギャビン・ウッド氏が率いる「Polkadot」など、インネット・ローンチを控えるブロックチェーンにも対応していくとされています。もし同サービスが今後これらのブロックチェーン全てに対応し、市場を席巻した場合、Alchemyの成長ポテンシャルは非常に大きいと考えられます。

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