中国2番手の配車サービス「Dida Chuxing(嘀嗒出行)」、上場前に3億ドルの調達予定か

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Image credit: Dida Chuxing

中国の配車プラットフォーム「Dida Chuxing(嘀嗒出行)」は1月17日、Tencent(騰訊)を含む投資家らから最大3億ドルの上場前資金を集めていると中国メディアに報じられた。

重視すべき理由:北京に拠点を置くDida Chuxingは、中国で2番目に大きい配車サービスであり、企業収益性が高いと言われる数少ないサービスの1つである。

  • もし調達目標額を集めることができれば、同社は減速気味の配車サービス市場でシェアを拡大し続けることができる。

詳細:Dida Chuxingは米国での新規上場を申請する前、最終ラウンドで3億ドルもの資金を調達しようとしていると中国メディアが報じた

  • 同社はTencentを含む投資家と、米国上場を睨み、10億ドルの企業評価額で協議を行っていると情報筋は付け加えている。
  • ただ、Dida Chuxingの競合企業らは、2020年内にビジネス規模を1日あたり200万件の配車数にまで倍増する予定。現在、プラットフォーム上のトラフィックの約70%が配車サービスである。こうした企業は、2018年に発生した運転手による2人の乗客殺人に続いて、Dida Chuxingが全国のカープーリングサービスを停止したことの恩恵を受けている。レポートによると、Dida Chuxingのカープールサービスは、2019年半ばの時点で前年度比10倍にまで増加していた。
  • Dida Chuxingの広報担当者はTechNode(動点科技)へのコメントを控えた。
  • 2014年にHPの元役員であるSong Zhongjie(宋中杰)氏によって設立された同社は、359の都市でタクシーの相乗りサービスを提供している。12月時点でのユーザーベースの月間アクティブユーザー数は564万人(MAU)であり、当月は中国モバイルインターネット調査会社「Trustdata」が発表したDida Chuxingユーザー数全体における5分の1の規模であった。
  • 同社は9月に初めて利益を上げたと発表。主に広告・自動車整備・自動車保険などの配車サービスおよび付加価値ビジネスに起因した。ある企業幹部は、各配車オーダーからサービス料として1人民元から3人民元(16〜48円に相当)を請求すると述べた。
  • Dida Chuxingはこれまでのところ、最新のものを含む合計4回の資金調達ラウンドを記録しており、2017年3月にNio Capital(蔚来資本)から非公開額を調達している。
  • 2015年のシリーズCでは、中国China Renaissance Capital Investment(崇徳投資)がリードを務めながら1億ドルを調達。Nio(蔚来)の創業者William Li(李斌)氏によって設立されたナスダック上場自動車情報サービスプロバイダー「BitAuto」としても知られるYiche(易車)を含む既存の投資家がラウンドに参加した。
  • Nio Capitalは、電気自動車メーカーNioとSequoia China(紅杉資本)およびHillHouse Capital(高瓴資本)によって設立されたモビリティ重視のベンチャーキャピタル企業。 Li氏は2018年からDida Chuxingの会長を務めている。

背景:中国の配車サービス市場は減速し始めており、2019年の第3四半期に1日の総配車数が前年比6.3%減少し、5四半期連続で減少したとSanford C. Bernsteinのアナリストは報告書に記している。

  • レポートによると、ユーザー割引と利用プラットフォームからの補助金の削減が減少の主な要因だったとのこと。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】