シナモンAI、シリーズCラウンドで約13億円を調達——元アクセンチュアCMIの加治慶光氏が取締役会長執行役員に就任

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Image credit: Cinnamon AI

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから

【23日午前9時30分更新】加治氏が取締役に選任されたため該当箇所を加筆・削除。タイトル差替。

ホワイトカラー向けに人工知能(AI)を使った文書読み取りエンジン、音声読み取りエンジンなどを開発するシナモン AI(旧称、シナモン)は23日、シリーズ C ラウンドで約13億円を調達したと発表した。このラウンドに参加したのは、D4V と Pegasus Tech Ventures。この金額には、三井住友銀行、日本政策金融公庫、商工組合中央金庫(商工中金)からのデットファイナンスが含まれる。

今回参加した株主のうち、D4V は2018年に実施したエンジェルラウンドの際、名称非公開の既存株主から株式譲渡を受けており、D4V はこのときに続く出資となる。今回の資金調達は、シナモン AI にとって約15億円を調達し2019年1月にクローズしたシリーズ B ラウンドに続くものだ。

また、同社ではこの機会に、CI をシナモンからシナモン AI に変更した(登記上の法人名はシナモンのまま)。

取締役会長執行役員に就任した加治慶光氏

なお、シナモン AI は昨日、アクセンチュアの元チーフ・マーケティング・イノベ―ター(CMI)で現在はグロービス経営大学院教授などを務める加治慶光氏が、執行役員会長取締役会長執行役員に就任したことを明らかにしている。これはシナモンが昨年取り組むコーポレート・ガバナンス強化に向けた施策の一貫で、同社では次回株主総会において、加治氏の取締役の就任を付議する予定としている。

自社開発による文書読み取りエンジン「Cinnamon AI」を使った RPA(クラス2)ソリューション「Flax Scanner」は、主力製品として、契約書、履歴書、営業進捗報告、医療カルテ、手書きの申請書、不動産物件情報、領収書などの自動整理に活用されている。また、Flax Scanner で採用されている正確な文字単語認識のための認識修正技術をベースに開発された「Rossa Voice」は、コールセンターの録音などから文字起こしを正確に実現できるソリューションだ。

シナモン AI は今回調達した資金を使って、高度な人材(特に海外における専門性の高い AI 人材)の登用、日本・ベトナム・台湾における組織体制の強化、AI プロダクトの基盤技術やユーザインターフェースの強化、音声認識・自然言語処理などの新領域開発への R&D 投資を強化するとしている。

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