中国EC大手JD(京東)、韓国LG電子と「C2Mモデル」導入で提携——カスタマイズ家電販売強化で、Pinduoduo(拼多多)らを追随へ

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Image credit: JD.com(京東)

JD.com(京東)は、韓国のメーカー LG 電子と提携し、50億人民元(750億円相当)相当の商品を EC プラットフォームで販売する。

重要視すべき理由:JD は製品開発やマーケティングを容易にするため、メーカーとの提携を増やす傾向にある。これは、消費者と生産者を結びつけてオーダーメイドの製品を低価格で製造するC2M(Consumer-to-Manufacturer)といった EC モデルの台頭を後押ししている。

  • C2M モデルの特徴は、嗜好、場所、行動といった消費者のインサイトを工場と結びつけることで、競争力の高い価格設定を実現していることだ。
  • C2M モデルは、Pinduoduo(拼多多)の急成長の原動力となり、現在、Alibaba(阿里巴巴)や JD などの Pinduoduo にとっての競合の間で勢いを増している。
  • 新型コロナウイルスは、オンライン市場において健康関連家電の人気を高めた。空気清浄機や高圧蒸気滅菌機の JD の売上は、 新型コロナ感染拡大後に急増したという。

詳細情報:今回の提携により、両社は C2M モデルによる製品開発、スマートサプライチェーン運営、マーケティング、オフライン展開、専用製品の製造などさまざまな分野で協力していく。

  • また、LG は JD 家電店舗に投資し、1,000軒以上の全館家電実証店を設置。低価格帯市場にスマートオフライン小売プラットフォームを構築する。
  • 両社はすでにこれまで小型家電の C2M モデルで取り組んできた。2018年5月には、JD のデータをもとに、C2M の空気清浄機、美容製品、ハンディタイプの掃除機、衣類ケアのスチームシステム「Styler」の開発に着手した。

背景:JD は2018年、C2M 部門「Jingzao(京造)」を展開した。このプラットフォームは現在、カスタムシャツ、旅行鞄、タオル、寝具などの商品を提供している。

  • JD はまた、Lenovo(連想)、Konka、HP、Dell などのエレクトロニクスブランドと提携、C2M モデルでオーダーメイド製品を開発している。
  • Alibaba は最近、1,000社の製造業者を今後3年以内に生産高1億人民元超(約15億円超)の「スーパーファクトリー」に転換する計画を立て、C2M を推進している。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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