米母親の74%がコロナ禍に不安、ママ友マッチングで“孤育て”解決を目指す「Social Mama」

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画像出典:Social Mama公式サイト

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ニュースサマリー:ママ友作りアプリ「Social Mama」は、7月30日の国際友情デーを記念して、オンラインの「ママチャット」イベントを開催した。このイベントでは、母親たちがリアルタイムでチャットをしたり、国境を超えて育児に関する経験を共有したり、新しいママ友に出会うこともできる。

詳細情報:同社はCEOのAmanda Ducach氏と夫のVishrut氏により、ヒューストンにて設立。Amanda氏が遠くに住む親友から息子に関する相談を受けた際、母親には同じ経験をした近くに住む友人が必要だと感じたことでアイデアが生まれたという。

  • 2020年7月の同社プレスリリースによると、Social Mamaアプリは2019年初頭のリリース以降、2万5,000件以上がダウンロードされ、コロナ禍においても成長を続けている。
  • SocialMamaは、住む場所やライフスタイル、そして母親たちそれぞれのニーズや特別な経験などを考慮した上で、趣味嗜好や考え方の合った母親同士をマッチングする機械学習アルゴリズムを使用している。
  • 2020年4月には、同アプリ上で母親たちが議論していたコロナ禍における母親の苦難を解決するため、新しいプログラム「Expert Program」がリリースされた。実際に語られていたこととしては、「パートナーのサポートや立ち会いなしでの出産」「体外受精の治療のキャンセル」「ファイナンシャルアドバイザーなしでの失業申請」などが挙げられる。
  • Expert Programでは、世界で活躍する専門家(家庭医学からファイナンシャルアドバイザーまで)とのアプリ上での1対1のチャットや、バーチャルイベントの参加、専門家がキュレーションしたコンテンツの閲覧が無料ででき、母親たち自身の健康や精神的ストレスのケアに活かすことができる。

背景:母親向けライフスタイルブランドMotherlyが実施した2020年5月の調査によると、コロナウイルスをきっかけに、米国の母親の74%が精神的不調を感じているという。

執筆:平理沙子(Risako Taira)/編集:岩切絹代

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