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ニュースサマリ:ゲーム会社であるValve CorporationのGabe Newell氏は1月25日、1Newsのインタビューに対してBrain Computer Interface(BCI)の将来について話し、OpenBCIとパートナーシップを結んだことを明らかにしている。
話題のポイント:OpenBCIは、BCI用の低コストで高品質のバイオセンシングハードウェアであるブレインコンピューターインターフェイス(BCI)の作成をするオープンソースプロジェクトです。
開発されているarduino互換バイオセンシングボードはEMG、ECG、およびEEG信号の高解像度イメージングを記録することで脳の活動をマッピングします。これらはオープンソースで開発されているため脳の信号をモダリティで利用することが可能です。
![](https://i0.wp.com/thebridge.jp/wp-content/uploads/2021/01/demo-640x427.jpg?resize=640%2C427&ssl=1)
簡単なデモンストレーションを紹介します。上図はフォーカスウィジェットのアルファとベータの脳波を利用して風船で飛んでいるサメを誘導している様子です。脳波はUltracortexMark IVヘッドセット で取得し、OpenBCI CytonBoardを使用してOpenBCIGUIにストリーミングされています。フォーカスウィジェットはアルファ、ベータ波の視覚化された波形を表示しどこを見ているかをフィードバックします。集中するだけでサメの進路を制御できます。
昨年の11月には「Galea」と呼ばれるVR / ARヘッドセット専用のBCIの製作を発表しました。Galeaが今回のValveとのパートナーシップに含まれるかは明らかではありませんが、GeleaにはEEGだけでなく、EOG、EMG、EDAおよびPPGが可能なセンサーも含まれており、幸福、不安、うつ病、注意力、関心などの「人間の感情や表情」を測定する方法を提供できるため関わっている可能性は大きいでしょう。
プレーヤーが興奮している、驚いている、退屈している、面白がっている、恐れているなどの感情を非侵襲的に読み取れれば、よりパーソナルな体験がVRで味わえるはずです。
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