スタンダード・チャータード銀行、インドネシアのECユニコーンBukalapakと提携——デジタルバンキングをローンチへ

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Image credit: Bukalapak, Standard Chartered Bank

スタンダード・チャータード銀行は14日、インドネシアの EC 大手 Bukalapak と戦略的提携関係を締結し、デジタルバンキングへの取り組みの一環として、革新的なサービスを提供すると発表した。

同銀行のイノベーション兼ベンチャー部門 SC Ventures による BaaS(Banking as a Service)ソリューション「nexus platform」上で構築される提携により、同銀行は、1億人以上のユーザと 1,350万人以上の販売者を抱える Bukalapak の顧客基盤にデジタル金融サービスを提供することになる。

スタンダード・チャータード銀行インドネシアのコーポレートアフェアーズ責任者 Diana Mudadalam 氏によると、このプラットフォームは、パートナー各社が自社ブランドで提供できるホワイトレーベルの銀行サービスに似た BaaS 機能を提供している。

彼女は、e27 に対し次のようなメッセージを寄せた。

パートナーのエコシステムに nexus を組み込むことで、e コマースや配車サービスアプリなどのパートナーは、自社のサービスラインアップで銀行サービスや商品を提供することができ、顧客がショッピングなどのアクティビティや金融取引を行うためにアプリを移動することなく、顧客のエンゲージメントとエコシステムへのスティッキネスを高めることができる。

プレスリリースによると、今回の提携は、インドネシアにおける金融包摂(financial inclusion)を後押しし、同国のデジタル経済成長をさらに支援することを目指している。

スタンダード・チャータード銀行の最近の調査では、新型コロナウイルスの感染拡大がオンライン金融活動の成長の触媒として作用していることが明らかになり、世界の回答者の半数以上が感染拡大後の世界でより多くのオンラインサービスを利用している。さらに、インドネシア人の80%が2025年までに完全なキャッシュレス化を期待している。

この市場は、組み込み型金融(embedded finance)の大きな成長市場であり、スタンダード・チャータード銀行と Bukalapak は、デジタル金融ソリューショ ンを通じ、共同でこの市場を開拓することを目指している。

スタンダード・チャータード銀行インドネシア・ASEAN 市場担当部門 CEO Andrew Chia 氏は次のように述べている。

Bukalapak との初の提携は、スタンダード・チャータード銀行が地域に根ざした事業展開を行っていることを再確認するものだ。Bukalapak との提携により、インドネシアの金融包摂を推進するソリューションを共同で構築できると確信している。

Bukalapak CEO の Rachmat Kaimuddin 氏は次のように述べている。

コマースと金融サービスは社会の幸福のために不可欠な要素であり、今回の提携により、インドネシアの公正な経済を実現するための精神が高ま流。グローバルな銀行ネットワークを持つスタンダード・チャータード銀行の Bukalapak への参画は、現在の強力な株主グループや戦略的パートナーをさらに強化することになるだろう。

これは、スタンダード・チャータード銀行が顧客の進化するニーズに対応するために、新しいビジネスモデルを試していくことを推し進めている活動の一環である。同行は最近、PCCW、HKT、Trip.com(携程)との提携により、香港で新しい仮想銀行「Mox」を正式にローンチしたことを発表した。

また、インドやその他の市場の中小企業に金融サービスやビジネスサービスへのアクセスを提供することで成長を支援するため、デジタルオープンプラットフォーム「Solv」を商業ベースでローンチした。

このニュースが伝えられる前、インドネシアのユニコーン gojek は最近、フィンテック、特にデジタルバンキングサービスへの進出の一環として Bank Jago に投資した

本稿の執筆には、Anisa Menur Maulani が協力した。

【via e27】 @E27co

【原文】