フィナンシェ、Bリーグ「仙台89ERS」のクラブトークン発行&クラウドファンディングを開始

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Image credit: Financie

ブロックチェーンを使ったクラウドファンディング「FiNANCiE」を提供するフィナンシェは5日、プロバスケットボールチーム「仙台89ERS(エイティナイナーズ)」のクラブトークンの発行と、宮城県のバスケットボール振興プロジェクト「NINERS HOOP GAME」の支援を目的とした、クラブトークン発行型ファンディングを開始すると発表した。クラウドファンディングは5日11時から31日23時59分まで。

東日本大震災から10年目を迎える今シーズン、仙台89ERS は「つなぐ」をコンセプトにした活動「NINERS HOOP」を展開しており、未来を担う子供たちのための活動として「NINERS HOOP GAME」を開催。このゲームでは、子供たちに特別な経験をしてもらうため、プロ試合の仕様に近い演出を施し、仙台 89ERS の選手が着用するユニフォームに近い特別デザインのユニフォームを着用して試合を行う。

クラブトークン発行とクラウドファンディングのスキーム
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海外ではこれまでに、トルコの総合スポーツチーム「Galatasaray」のバスケットボールチームがファンエンゲージメントプラットフォーム「Socios」と提携し、クラブやチームオリジナルのトークンを発行し資金獲得に役立てている。CryptoKitties の開発元である Dapper Labs は昨年、NBA と共同で NFT(代替不可能トークン)マーケットプレイス「NBA Top Shot」をローンチ、選手のプレーヤーやデータを記録し、それらをトークン化して保有・交換できるサービスを提供している。

今回の試みは、日本のプロバスケットボールチームによるクラブトークンの発行としては国内初。フィナンシェは先月、プロサッカーチームの湘南ベルマーレのクラブトークン発行とクラウドファンディングを発表していた

フィナンシェは2019年1月に設立され、これまでに本田圭佑氏が代表を務めるファンド KSK Angel Fund(当時)、プロサッカー選手の長友佑都氏などから累計5億4,000万円を調達している。仙台89ERS は昨年、 CAMPFIRE でクラウドファンディングを実施、300万円の目標額に対し550万円近くの募集に成功している

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