インフキュリオン、BaaSや次世代カード発行PF強化で24億円超を調達——JPインベストメントなど複数社から

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インフキュリオン 代表取締役 丸山弘毅氏
Image credit: Infcurion

各種フィンテックサービスを提供するインフキュリオンは、直近のラウンドで新たな資金調達を実施したことを明らかにした。このラウンドは JP インベストメントと三菱 UFJ キャピタルが共同リードし、セレス(東証:3696)、TIS(東証:3626)、凸版印刷(東証:7911)、りそな銀行、大日本印刷(東証:7912)、マネーフォワード(東証:3994)が参加した。インフキュリオンはこれに先立ち、複数の金融機関に新株予約権社債を発行しており、これらを含めた調達額総額は24億円超。

インフキュリオンの資金調達は、昨年実施した NTT データ(東証:9613)からのものを最後に明らかになっていない。フォースタートアップスが運営する「Startup DB」が登記簿情報などを参考に推計したものによると、明らかになっているものだけで累積調達金額は8億円を超えている(今回ラウンドを除く)。また、INITIAL によるとクラウドキャストイジゲンStockOsidOri など10社ほどのスタートアップにも出資している。

インフキュリオン・グループは JCB 出身者4名が中心となり2010年に設立された。同社では調達した資金を使って、BaaS プラットフォームサービス「ウォレットステーション」や次世代カード発行プラットフォームサービス「Xard(エクサード、昨年、Kyash から事業譲受)」の機能強化を図るとともに、新サービスの企画・開発を加速させ、日本における「Embedded Finance」を推進するとしている。

via PR TIMES

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