フードデリバリ「Chompy(チョンピー)」が7.8億円の調達、経営体制強化で新役員任命へ

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Image credit: Chompy

フードデリバリーサービス「Chompy(チョンピー)」を運営する Chompy は、直近のラウンドで7.8億円を調達したことを明らかにした。シリーズ A ラウンドと推定される。このラウンドのリードインベスターは Delight Ventures と藤田ファンドが務め、ANRI、DCM Ventures、Coral Capital、Sony Innovation Fund が参加した。

Chompy にとって、これは2020年に実施したプレシリーズ A ラウンドに続くものだ。今回出資参加した投資家のうち、ANRI、DCM Ventures、Coral Capital はプレシリーズ A ラウンドにも参加していた。今回調達を受けて、同社の累積調達金額は約17億円に達した。また、同社は社名を SYN(シン)から Chompy に変更したことも明らかにした。

創業2周年を迎えた同社は、これからを「第二の創業期」と位置づけており、経営体制の強化を図るため、執行役員 CXO(Chief Experience Officer)として大杉健太氏、執行役員 CBO(Chief Branding Officer)として深山亜紀氏、社外取締役として原田明典氏を任命する予定であることも明らかにした。

Chompy は DeNA でカーシェアリングの「Anyca(エニカ)」事業の立ち上げなどに従事した大見周平氏らにより2019年6月創業。昨年は「東急アクセラレートプログラム(TAP)」に採択され、東急百貨店の地下食料品店街(デパ地下)の複数店舗から取り寄せできる実証実験に加え、百貨店全体の OMO 推進にも注力することを明らかにしていた。

フードデリバリ業界は競争が激しい。国内ではシェア1位の UberEats に続き、2位の出前館(東証:2484)は Z HOLDINGS 傘下入りしている。3位の menu は今月 KDDI と資本業務提携した。これ以外にも、Foodpanda は同じく DeliveryHero 系の FOODNEKO に統合。今月、アメリカから DoorDash(NASDAQ:DASH)が上陸、仙台で営業を開始した。

via PR TIMES

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