シンガポールのBaaSスタートアップMatchMove、米Nityo Infotechから1億米ドルを調達

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Image credit: MatchMove

アメリカのテック企業 Nityo Infotech は、シンガポールに拠点を置く組込型金融企業 MatchMove Pay に1億米ドルを出資し、その見返りとして株式多数を取得した。今回の投資により、Nityo は MatchMove の筆頭株主となる。

両社は共同で、顧客が自社ブランドのデジタル金融サービスを自社のプラットフォームやアプリに組み込めるようにすることを目指している。

プレスノートによると、これらのフィンテックを活用したプラットフォームにより、多国籍企業、中小企業、家族、個人が直感的なデジタルバンキング商品に即座にアクセスできるようになるという。

MatchMove 創業者兼 CEO の Shailesh Naik 氏は次のように述べている。

Nityo は、グローバルなテック企業を成長・拡大させた経営者の経験、思想的リーダーシップ、成長資金、世界中の大きく深い人材プール、多くの主要組織との既存の関係など、我々の成長に必要なすべてをもたらしてくれる。

これにより、すぐに38カ国でのプレゼンスが得られ、デジタル決済と組込型金融に対する世界的な需要の高まりに対応するための実行力と実現力を兼ね備えた企業となることができる。

Nityo 創業者兼 の CEO Naveen Kumar 氏は次のように述べている。

我々は、この会社(MatchMove)をプレマネーで5億米ドル、ポストマネーで6億米ドルと評価している。今回の投資と Nityo の世界的な強さにより、MatchMove は東南アジアのフィンテック分野で最も適格な soonicorn(ユニコーン候補)であると考えており、将来的には確実に decacorn(時価総額100億米ドル以上)を構築したいと考えている。

MatchMove は、Banking as a Service(BaaS)プラットフォームだ。このプラットフォームを利用することで、企業顧客は、自社ブランドの安全でコンプライアンスに準拠したデジタル決済、送金、ローン、保険、投資を自社の顧客(中小企業、家族、個人)に提供することができる。

MatchMove は、シンガポールのほか、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、ベトナムで事業を展開している。MatchMove は、2021年末までに、香港、バングラデシュ、マレーシア、タイでプログラムを開始する予定だ。

Crunchbase がまとめたデータによると、MatchMove は Nityo の投資に先立ち、NTT ドコモ・ベンチャーズ や Iconic World などの投資家から複数のラウンドを通じて8300万米ドル以上を確保している。2019年9月、MatchMove はシンガポールの P2P レンダー MoolahSense の戦略的株式を非公開金額で取得した。

2006年に設立された Nityo は、インフラ管理サービス、アウトソーシング、システム・インテグレーション、アプリケーション・ソフトウェア開発、ITコンサルティング、ITセキュリティ・コンサルティング、クラウド・コンピューティング、データ・サイエンス、ビッグ・データ・アナリティクス、業界特有の製品の導入・サポート、品質保証・トレーニングなどのサービスを提供している。

Nityo は世界38カ国で事業を展開しており、現在3,000社以上の企業にサービスを提供している。

【via e27】 @E27co

【原文】