パートナーAIアプリ「PATONA」運営、プレシリーズAで1.3億円を調達——UTEC、EV、Skyland Vから

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Capex が開発している 3DCG によるバーチャルヒューマンの PATONA キャラクタ。小亀氏によれば、当初の想定以上にリアルな見映えに仕上がっているという。
Image credit: Capex

パートナー AI アプリ「PATONA(パトナ)」を開発・提供するメンタルヘルスケアスタートアップ Capex(キャペックス)は1日、プレシリーズ A ラウンドで1億3,000万円を調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、東京大学エッジキャピタル(UTEC)、East Ventures、Skyland Ventures。UTEC は、2020年12月のシードラウンドに続くフォローオンだ。

Capex は、みずほ銀行の法人営業を経て、bitFlyer の社員第一号で執行役員 COO を務めた小亀俊太郎氏が2019年8月に設立。昨年12月、思いを自由に話せるモバイルアプリ PATONA をローンチ(iOSAndroid)。AI を搭載し、アプリ上のキャラクタがユーザに最適な対話、メンタルヘルスや日常生活に役立つオリジナルコンテンツを提供する。現在の MAU は数万人規模。

CAPEX のメンバー。右から2人目が代表の小亀俊太郎氏。
Image credit: Capex

同社は先週、有料のサブスクリプションサービス「PATONA Premium」を開始した。PATONA Premium を購入すると、専門家監修のメンタルヘルス対話コースが100コース以上使い放題となるほか、アプリ上のキャラクタとの関係性を通常の友人モードから、恋人やメンターに変更できる。実際の人間社会に近い関係性を求めるユーザが多かったため、そうした声を反映したものだという。

PATONA の強みの一つは、自社開発の AI 対話エンジンを使っていることだ。これまでユーザとのやりとりは、発言を選択式で回答する形を取っていたが、エンジンの進化により、フリーテキストによる入力が可能になってきている。ユーザからは想定の5倍以上の要望があったとして、Capex では年内にもユーザからの発言のフリーテキスト入力への完全移行を目標にしている。

また、同社では現在のアニメっぽいキャラクタ(小亀氏は2.5頭身と呼んでいた)とは別に、3DCG による実際の人間の容姿に近いバーチャルヒューマンも開発している。法人からは、メンタルヘルスのみならず、社員教育のロールプレイングに使いたいという問い合わせが増えていて、Capex では自社 AI 対話エンジンに、AR(拡張現実)や音声を組み入れた仕組みを開発する計画だ。

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