Startup Genome と Global Entrepreneurship Network (GEN)が調査する「Global Startup Ecosystem Report」2021年版が発表され、この中でスタートアップエコシステムとしての東京が、総合評価で昨年の15位から大幅に順位を上げて9位にランクインした。1位はシリコンバレー、2位はニューヨークとロンドンが2年連続でタイ、その後、…
Image credit: Startup Genome / Global Entrepreneurship Network (GEN)
Startup Genome と Global Entrepreneurship Network (GEN)が調査する「Global Startup Ecosystem Report」2021年版が発表され、この中でスタートアップエコシステムとしての東京が、総合評価で昨年の15位から大幅に順位を上げて9位にランクインした。1位はシリコンバレー、2位はニューヨークとロンドンが2年連続でタイ、その後、北京とボストンが続いた。
グローバルランキングでは、引き続き北米勢が上位を占めており、トップ30のエコシステムの50%が北米から生まれている。続いて、アジアが27%、ヨーロッパが17%となっている。世界のスタートアップ経済の規模は3.8兆ドルを超え、これはほとんどの G7 経済圏の個々の GDP を上回っている。ちなみに、日本の2019年現在の GDP は、世界3位の約5兆ドルである。
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ピックアップ:This Startup Raised $100 Million To Turbocharge Women’s Health 重要なポイント:女性向けヘルスケア企業の Tia は9月21日、シリーズ B ラウンドで1億米ドルの資金調達を発表した。 今回のラウンドは、Lone Pine Capital がリードし、Threshold、Define Ventures、Torch Capi…
重要なポイント:女性向けヘルスケア企業の Tia は9月21日、シリーズ B ラウンドで1億米ドルの資金調達を発表した。
今回のラウンドは、Lone Pine Capital がリードし、Threshold、Define Ventures、Torch Capital、ACME、Compound、Combine、The Helm、Human Ventures、Seae Ventures、Gingerbread Capital などが参加した。今回のラウンドは、女性に特化したヘルスケア企業としては過去最大級のシリーズ B 調達となる。
詳細:Tiaは2016年、元 Google 社員の Carolyn Witte 氏と Felicity Yost 氏により共同創業。女性が健康に関する質問をチャット形式で質問できるアプリとしてスタートした。さらに2019年にはニューヨークに自社クリニックを開院するなど、バーチャルと対面診療の両方で女性の健康を包括的にサポートする。
同社はコロナ禍の2021年5月にシリーズ A ラウンドでの2,400万米ドルの資金調達を発表しており、累積調達額は1億3,200万米ドルに達した。
ニコルは、スタンフォード大学やSingularity Universityで講師を務め、学術論文に3,800回以上引用されるほどウェルビーイング・テクノロジーの中心的な人物です。ニコルと初めて会ってから1週間後に、”I have to see you”と連絡がありました。「あなたと会わなければいけないの」と言われたら、会わないわけにはいきません(笑)。自宅まで訪ねてきてくれた彼女と、お茶をし、手作りの夕食でもてなし、そのままワインを飲みながら深夜まで語り合ったのがきっかけで、とても親しくなりました。
ひとつは、プロダクトやビジネスを立案する際に、ウェルビーイングなものを作りたいという思いはある一方で、マネタイズを考慮すると、「これではお金が取れないよね」、「nice to have」だけど「must have」じゃないよね、という結論になってしまうことです。例えば、リモートワークのためのソリューションを考えたときに、直ちにニーズがあってマネタイズ出来るもの、例えば、オンラインで出勤退勤を確認するとか、従業員のブラウザをモニターするなど、会社側が従業員を管理するためのソリューションを考えてしまいがちです。
例えば、Slack上に水飲み場的な場所をバーチャルに提供したり、社員間のメンタリングのマッチングを提供したり、趣味や興味別にランチミーティングを企画出来るソリューションなどがあります。会社に所属する目的は、稼ぐことだけではなく、人と繋がることや、自分の思いを実現すること、学び成長することでもあります。ただ、そういったソリューションは「nice to have」だと思われがちで、まだまだ軽視されているのが事実です。