米国で糖尿病予防の完全代替食D2C展開Teatis、日本の投資家から70万米ドルをシード調達——管理栄養士PFを月内ローンチへ

SHARE:
Image credit: Teatis

※この記事は英語で書かれた記事を日本語訳したものです。英語版の記事はコチラから。

Momentum(2017年に、現在の Supership ホールディングスに売却)の創業者である高頭博志氏が始めたスタートアップ Teatis は10日、シードラウンドで70万米ドルを調達したことを明らかにした。このラウンドに参加したのは、ジェネシア・ベンチャーズ、石塚亮氏(メルカリ共同設立者)、野口卓也氏(バルクオム創業者)ほか、名前非開示の7人のエンジェル投資家。今回の調達は同社が今年6月に発表したエンジェルラウンドに続くもので、Teatis の累計調達額は100万米ドルを超えた。野口氏は前回ラウンドに続くフォローオンと見られる。

Teatis は、現代人の生活習慣病の一つである糖尿病にフォーカスし、まずは約1.2億人の糖尿病や糖尿病境界型の人がいるとされるアメリカで、海藻ポリフェノールなどスーパーフードを多く含んだミールリプレイストメントを販売する。この商品は、水に溶かすとスムージーやラテとして飲むことができ、血糖値スパイクを抑制することに主眼を置いていて、化学物質や甘味料を含まず、日本で開発された特別な成分である海藻エキス(アラメ)を含み、腸管からの糖分の吸収を抑制し、血糖値を正常に保つことが証明されている。

正式ローンチの前、6月時点で Teatis にはすでに4,000人ほどの事前登録ユーザがいて、彼らに Teatis の製品を試してもらったところ、血糖値上昇を抑制できたことを実感したとのフィードバックが多数得られたと高頭氏は明らかにしていた。今後、PMF(プロダクトマーケットフィット)を図り、市場の反応が良ければ、世界中の多様な投資家から資金を募り、インド・中国・日本などに世界展開を図る。9月中には管理栄養士プラットフォーム「Teatis RD on Demand(オンデマンド登録栄養士)」を立ち上げる予定だ。

via PR Newswire

Members

BRIDGEの会員制度「Members」に登録いただくと無料で会員限定の記事が毎月10本までお読みいただけます。また、有料の「Members Plus」の方は記事が全て読めるほか、BRIDGE HOT 100などのコンテンツや会員限定のオンラインイベントにご参加いただけます。
無料で登録する