Geely(吉利汽車)の配車サービス部門Caocao(曹操出行)、シリーズBで646億円を調達

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Image credit: Caocao Mobility(曹操出行)

中国の民間自動車メーカー Geely(吉利汽車)の配車サービス部門である Caocao Mobility(曹操出行)は6日、国有企業グループが率いる投資家から38億人民元(約646億円)を調達したと発表した。2ヶ月前には、中国の配車大手 Didi Global(滴滴出行)がサイバーセキュリティの審査を受けていた。

重要視すべき理由:Caocao は6日に発表した声明の中で、これは同社が過去2年間における最大の資金調達であると述べている。

詳細:今回の資金調達により、Caocao の累積調達金額は約50億人民元(約850億円)となった。主な投資家には、蘇州市襄城区政府が保有する投資会社である蘇州市相城金融控股集団のほか、蘇州高鉄新城集団のほか、3つの国有企業が含まれる。

Caocao は声明の中で、今回の資金を技術の向上や車両の拡大など、事業のさらなる拡大に使用する予定だと述べている。

  • 同社は現在、中国国内の62都市で旅客輸送サービスを提供しており、その数はライバルの T3(T3 出行)の約2倍だが、Alibaba(阿里巴巴)の配車サービス・地図プラットフォーム「Amap(高徳)」のフットプリントには遠く及ばない。
  • Geely は、2015年末に東部の寧波市で配車サービス Caocao のテストを開始した。2018年1月に中国の複数のベンチャーキャピタルからシリーズ A ラウンドで10億人民元(約170億円)を調達した。

背景: 中国の配車プラットフォームは、テック大手やレガシー自動車メーカーが支援しており、規制当局が7月上旬に配車大手 Didi に新規顧客の追加を一時的に停止するよう命じた後、Didi から市場シェアを奪おうと躍起になっている。

  • 中国交通運輸部(日本の国土交通省に相当)によると、7月 の Meituan(美団)の配車部門と Caocao の乗車量は、前月比でそれぞれ24%と32%増加したのに対し、Didi の乗車量は同期間に13.1%しか増加していない。
  • 中国のメディア LatePost(晩点)が関係者の話として6日に報じたところによると、7月の平均乗車回数は、Amap が1日あたり500万回以下、Meituan が1日あたり約100万回だったという。Didi は、2021年の第1四半期に1日あたり約2,500万回を数えた。

【via TechNode】 @technodechina

【原文】

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