デライト・ベンチャーズがベンチャービルダーを外部にも公開、起業家輩出をさらに加速へ

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Image credit: Delight Ventures

デライト・ベンチャーズは2019年、DeNA 創業者で代表取締役会長の南場智子氏を中心に立ち上げられ、主に DeNA グループ内外の人々と共に新規事業を立ち上げる「Venture Builder」、DeNA 社員や社外の人材の独立起業をサポートする「Springboard」、100億円規模のファンドをコアとした「スタートアップ投資」の3つの事業を運営してきた。

このうち、ベンチャービルダー(または、スタートアップスタジオとも呼ばれる)とは、新規事業のアイデア発掘から立ち上げまでを支援する活動だ。コーディングはできるがビジネス開発は難しいとか、ビジネスアイデアはあるが、それを具現化する人員が身近にいないといった場合に、ベンチャービルダーが必要な支援を提供し、最終的には創業者にスピンアウトして独立してもらう。

デライト・ベンチャーズはこれまで、このベンチャービルダーを主に DeNA グループ内外の人々向けに提供してきた。ここから輩出されたスタートアップとしては、今年6月にサービスを β ローンチした事業計画 SaaS 開発の projection-ai などがある。デライト・ベンチャーズは今秋から、このベンチャービルダーの募集枠を一般にも開放すること明らかにした。

一般公開されたプログラム「ベンチャー・ビルダー・チャレンジ(通称:V チャレ)」は今日から第一回の募集が開始され、エントリの締切は11月8日の正午。インキュベータやアクセラレータではないので、起業アイデアやビジネス開発・技術開発のスキルの有無は問われないが、プログラムへの採択後4ヶ月間の参加に加え、新規事業立ち上げにオーナーシップを持って関わった経験などが求められる。

当初の1ヶ月をサービスの企画開発に充て、その後、3ヶ月間をかけてユーザ検証やプロダクト検証。検証結果を受けて、プロダクト開発に向けた開発を始める。プロダクト開発に当たっては、最大5,000万円相当の支援をデライト・ベンチャーズから受けることができる(拠出金額は、スピンアウトした際に設立された法人株式のデライト・ベンチャーズ出資額の一部に引き当てる)。

デライト・ベンチャーズでこのプログラムを担当する坂東龍氏と加古静香氏によれば、採択する起業家(または潜在起業家)の数について、概ね、最初の企画フェーズで20名前後を想定しているそうだ。

また、募集対象とするバーティカルについても制限はないが、デライト・ベンチャーズが投資フォーカスとする「情報の非対称性を解消するビジネス」「社会生産性を劇的に改善するビジネス」「社会の持続性(サステイナビリティ)に直接貢献するビジネス」「社会の持続性(サステイナビリティ)に直接貢献するビジネス」とのことだった。

この分野では、日本国内ではサラリーマンが副業的に起業を準備できる仕組みとして(一般的なアクセラレータの定義とは異なるが)として、三井不動産とプロトスターが「Swing-by」というプログラムを展開している

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