デライト・ベンチャーズとアプリコット・ベンチャーズ、社会人向け2ヶ月間の起業支援プログラム「Springboard」をローンチ

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左から:デライト・ベンチャーズ 永原健太郎氏、福沢悠月氏、 南場智子氏、アプリコット・ベンチャーズ 白川智樹氏、WiL 難波俊充氏
Image credit: Delight Ventures

デライト・ベンチャーズアプリコット・ベンチャーズは24日、社会人向けの起業支援プログラム「Springboard(スプリングボード)」を立ち上げると発表した。同日から2020年2月に開始される初バッチのエントリを開始した。Spriingboard では、3ヶ月以内の起業を決めていて具体的に準備を進めている社会人、半年以内に本気で起業する覚悟を持つ社会人を対象に、2ヶ月間の起業支援プログラムを提供。1バッチあたり最大で6チーム程度(1人チームもあり得るが、基本的にチーム制)を採択する計画だ。

デライト・ベンチャーズは今夏、DeNA 創業者で代表取締役会長の南場智子氏を中心に組成されたプログラム。DeNA グループ内外の人々と共に新規事業を立ち上げる「Venture Builder」、DeNA 社員や社外の人材の独立企業をサポートする「Springboard」、100億円規模のファンドをコアとした「スタートアップ投資」の3つで構成される。

一方、アプリコット・ベンチャーズは昨年6月、サイバーエージェント・ベンチャーズ(当時)のヴァイスプレジデントだった白川智樹氏が立ち上げたシードスタートアップ特化ファンド。東急不動産と協力して進める起業家向けオフィス支援プログラム 「FLAP」はその規模を拡大しつつあり、「企業に勤める人々の起業マインドを刺激し、起業準備やチーム作りなどに活用してもらうことを期待したい(白川氏)」というように、デライト・ベンチャーズが考える Springboard と目指すところが近かった。

デライト・ベンチャーズでプリンシパルを務める永原健太郎氏がサイバーエージェント、CA Capital(当時)出身だったということもあり、白川氏と永原氏は意気投合。8月26日に都内で開催された南場氏を招いた起業家向けの飲み会「南場ナイト」が、今回、Springboard を共同で運用するきっかけとなった。永原氏と白川氏の他、WiL パートナーの難波俊充氏がメンターとして協力。また、南場氏の他、STRIVE 代表パートナーの堤達生氏、Archetype Ventures マネージングパートナーの福井俊平氏、Spiral Ventures Japan パートナーの千葉貴史氏がアドバイザリーメンバーとして協力する。

メンター 左から:WiL 難波俊充氏、デライト・ベンチャーズ 永原健太郎氏、アプリコット・ベンチャーズ 白川智樹氏

プログラムでは期間中、参加者の本業に差し障りのない平日の夜や週末を使い、数回に及ぶ起業家との交流イベントやピッチ練習が展開される。初回となる2月19日の起業家交流イベントには、楽天への売却という形でイグジットを経験したフリルの創業者で、20社以上のスタートアップにエンジェル投資も行う堀井翔太氏が招かれる予定。また、参加者は東京・渋谷の道玄坂にあるデライト・ベンチャーズのシェアスペースを作業場所として使うこともできる。

アドバイザリーメンバー 上段左から時計回り:DeNA 創業者 代表取締役会長 南場智子氏、Spiral Ventures Japan パートナー 千葉貴史氏、STRIVE 代表パートナー 堤達生氏、Archetype Ventures マネージングパートナー 福井俊平氏

デライト・ベンチャーズでは、「社内にも社外にも優秀な人は多くいるが、起業となると二の足を踏んでしまう人が多い。同じ思いを持っている人が近くにいることで、起業のマインドも高まるのでないか。社内でマネージャーになる、転職する、といった感覚と同じくらいの勢いで起業してほしい。成功者も失敗者も次々にチャレンジできるような社会を目指したい」としている。

デライト・ベンチャーズは今月、W ventures と共同でオフィスアワーを開催している。三井不動産とプロトスターは今年9月、サラリーマンが副業で起業準備できるアクセラレータ「Moonshot」の開設を発表しており、23日には最初のバッチの採択者を披露するイベントが都内で開催された。