元祖フリマアプリ「Fril」、楽天が運営会社のFablicを数十億円で買収へ【報道】

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楽天はフリマアプリ「Fril」を展開するFablicの全株式を取得し、近く子会社化すると日経が報じている。 報道によると、全株式の取得金額は数十億円でFablicは楽天の完全子会社の形で存続し、楽天が運営するフリマアプリ「ラクマ」と合わせて月間流通額を30億円程度まで伸ばせる見込みとしている。

Fablicの創業は2012年4月。OpenNetworkLabの4期生としてFrilを同年9月に公開。国内で最初に「フリマアプリ」というジャンルを打ち出した元祖だ。その後順調に数字を伸ばし2014年7月に月間流通総額が5億円に到達したことを公表。同年10月にクックパッド、コロプラ、ジャフコの3社を引受先とする第三者割当増資で10億円の資金を調達していた。

また、最近ではバイクに特化したフリマアプリ「RIDE」を立ち上げるなど、ファッションからの領域拡大の動きを見せている。

Fablic代表取締役の堀井翔太氏

順調に流通総額を伸ばす一方で、約1年遅れの2013年7月に公開されたフリマアプリ「メルカリ」が大躍進し、2016年3月時点で月間流通総額100億円を突破するなど水を開けられる状況が続いている。本件についてFablicからコメント取れ次第アップデートをしたい。

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