インターネット総合サービスのココンが約5億円を調達、サイバーセキュリティ・業務特化型クラウドソーシング事業を強化へ

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インターネット総合サービスのココンは2日、直近のラウンドで総額約5億円を調達したことを明らかにした。このラウンドには、既存株主である East Ventures、中国の SIG Asia Investments(海納亜洲創投)に加え、新規株主として、Genuine Startupsりそなキャピタルベクトル(東証:6058)、グローバルウェイ(東証:3936)のほか、千葉功太郎氏、平澤創氏(フェイス 代表取締役)、高山健氏(楽天 元取締役)をはじめとする個人投資家などが参画している。

2013年2月に設立されたココンは、イラストクラウドソーシングの Panda Graphics を事業母体とするインターネット総合サービス企業。2014年7月に East Ventures とオプトから総額1.4億円、2015年5月には、中国の SIG Asia Investments と、同社と関係の深い日本の VC である MS キャピタルから金額非開示の出資を受けている。

スタートアップや事業の買収にも積極的で、2014年6月にはモックス、2015年1月にはオハコと資本提携、2015年5月には音声クラウドソーシングの「Voip!」を事業譲受、2016年3月にはイエラエセキュリティを買収している。先月30日には、サイバーセキュリティのコンサルタンシー Lepidum(レピダム)を買収し完全子会社化する一方、9月1日にはイラストクラウドソーシングの「Panda Graphics」と音声クラウドシーシングの「Voip!」の事業部門を分社化し、Panda Graphics 株式会社を設立した(ココンの旧社名と同じ名称だが別法人)。

ココンでは、今回調達した資金を使って、サイバーセキュリティ領域において、セキュリティ診断における自動化や、人工知能等の到来を見据え次世代技術を活用した診断オートメーションツールの研究開発を進める計画。また、ココン代表取締役の倉富佑也氏は、新会社に移管された業務特化型クラウドソーシング領域において、四半期ベースで約20%のペースで事業が拡大していることを明らかにしている。

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