デライト・ベンチャーズとmint、社会人向け起業支援プログラム「Springboard 2022夏」の募集を開始

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前列左から:白川智樹氏、南場智子氏、木暮圭佑氏、永原健太郎氏
後列左から:岡澤雄介氏、田島ひかる氏、山下昌紀氏、齋藤侑里子氏
Image credit: Delight Ventures, mint

デライト・ベンチャーズmint は16日、社会人向けの起業支援プログラムの第4期となる「Springboard 2022 夏」の募集を開始した。募集は本日から7月12日まで。プログラム期間は、今年、3ヶ月間(2022年8月〜10月)で運用される予定。3ヶ月以内の起業を決めていて具体的に準備を進めている社会人、半年以内に本気で起業する覚悟を持つ社会人を対象とする。

Springboard を共同運営する mint ジェネラルパートナーの白川智樹氏によれば、前回の第3期では約180チームから応募があり7チームが採択された。どのようなチームが採択されたかは現時点で公表されていないが、仮想通貨系、SaaS、脱炭素、リスキリングなど、時代のトレンドを反映したサービスが目立ったそうだ。最終的には2チームがデライト・ベンチャーズか mint、またはその両社から出資を受けたか、受ける予定。

これまで年に1回の頻度で開催してきた Springboard  だが、応募チームが増えてきたことから、今回からペースを年に2回に引き上げてみることにしたという。

デライト・ベンチャーズは2019年夏、DeNA 創業者で代表取締役会長の南場智子氏を中心に組成された。DeNA グループ内外の人々と共に新規事業を立ち上げる「Venture Builder」、DeNA 社員や社外の人材の独立起業をサポートする「Springboard」、100億円規模のファンドをコアとした「スタートアップ投資」の3つで構成される。

mint(当時はアプリコット・ベンチャーズ)はデライト・ベンチャーズが考える Springboard と目指すところが近かったことから、2019年の第1期から SpringBoard を共同で運営。メンターとして、デライト・ベンチャーズから永原健太郎氏、山下昌紀氏、mint から白川智樹氏、木暮圭佑氏、田島ひかる氏、岡澤雄介氏が参加する。

Image credit: Delight Ventures, mint

アドバイザリーメンバーには、これまでのデライト・ベンチャーズ マネージングパートナーの南場智子氏、 STRIVE 代表パートナーの堤達生氏、Spiral Ventures Japan パートナーの千葉貴史氏、WiL パートナー 難波俊充氏、ANOBAKA パートナー 萩谷聡氏、Heart Driven Fund パートナーの石倉壱彦氏に加え、XTech Ventures代表パートナーの手嶋浩己氏が新たに参加する。また、カウシェ代表取締役 CEO 門奈剣平氏、ココナラ代表取締役会長 南章行氏、9seconds 代表取締役 CEO 渡邊将太氏らが勉強会講師を務める予定。

プログラムでは期間中、参加者の本業に差し障りのない平日の夜や週末を使い、メンターが事業領域の選定や事業のブラッシュアップ、投資家に向けた発表準備で伴走するほか、数回に及ぶ起業家との交流イベントやピッチ練習が展開される。3ヶ月間のプログラム後にはデモデイが開催され、資金調達を交渉する機会を提供される(プログラム採択時に、デライト・ベンチャーズや mint からの出資受け入れ義務は無い)。

これまでに Springboard はスタートアップ21チームを採択・支援してきた、公開されている採択・支援先には、フードデリバリの ChompyIncubate Camp 14th で2位の座に輝いた、訪問した見込客に対話型営業ができる「Quicker」を開発・運営する 9seconds、製造現場の生産日報を電子化する Space Craft、顧客フィードバック収集・分析ツール「Quickk」を開発・運営する SAGUS、柔道整復・鍼灸・按摩・指圧師のための集客支援サービス「コリキュア」を開発・運営する BodyDays 、商品一括検索サービス「6on」を運営するロックオン、ダークストアを運営する Mesh などがある。

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