シンプルフォーム、法人調査プロセス自動化SaaS「SimpleCheck」を正式ローンチ——6.8億円をシリーズA調達

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「SimpleCheck」
Image credit: SimpleForm

シンプルフォームは15日、法人調査プロセス自動化 SaaS「SimpleCheck」を正式ローンチした。また、これとあわせて、今年5月にシリーズ A ラウンドで6.8億円を調達していたことも明らかにした。このラウンドは DNX Ventures がリードし、インキュベイトファンドが参加した。インキュベイトファンドは、2021年3月のラウンド(5,000万円)、2021年12月のラウンド(1億5,000万円)に続くフォローオンでの参加。シンプルフォームの累積調達額は、金融機関からのデットを含め9億5,000万円に達した。

シンプルフォームは2020年10月、以前は日本政策投資銀行で新規事業開発に従事していた田代翔太氏により創業。金融機関が求める法人の調査業務を提供することで、金融機関が本来の業務に集中することを支援すべく、SimpleCheck を2021年11月にβローンチした。SimpleCheck では法人名を入力するだけで情報を収集し、シンプルフォームが独自に蓄積・検知したリスク情報と共に、30秒でレポートを返却する。

は法人に関する信用情報の多くはオンラインで入手できなかったり、金融機関などが参考にする上で既存の民間調査会社が調べたものだけでは情報が不足していたりすることも多い。金融機関は金融庁からマネーロンダリング・テロ資金対策で態勢整備を強く求められており、法人調査を効率化・自動化のニーズが顕在化してきていることも、SimpleCheck が生まれた背景にある。シンプルフォームでは今後、データソースの拡充やリスク検知の高度化を進め、今秋には個人事業主を調査するプロダクトもローンチする予定だ。

via PR TIMES

 

 

 

 

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